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2008年08月29日

■アジアでの食品価格高騰と貧困拡大でネズミ肉への需要が高まっている

プノンペン(PHNOM PENH)発-ネズミの肉の価格が今年カンボジアで4倍になった、理由はインフレーションで他の肉を貧しい人々が買えなくなっているからである、と、当局が水曜日に述べた。消費者価格インフレーションが37パーセントだとする最新の中央銀行査定によれば、1キロのネズミ肉需要が去年の1,200リエルから、およそ5,000リエル(1.28米ドル)に押上げた。

牛肉が1キロ20,000リエルもかかる時に、スパイスが利いたニンニクを入れた野生ネズミの料理は特に人気が高くなっている。ベトナムでも村人達がネズミをゆでて食べている。

当局官吏達は、ネズミがずっと低いメコンデルタ(Mekong Delta)の洪水浸水地帯からより高い土地に逃げているので村民がネズミを捕えることが容易になっていると、述べている。

「多くの子供達が、ネズミをマーケットに売ってお金をもうけられるので嬉しがっている、しかし子供達は家族のためにそのお金の一部をあてている。」とベトナム国境にあるコ・トム(Koh Thom)地区のリ・マロン(Ly Marong)、農業省官吏、が電話で言った。

「単に我が国の貧しい人達がネズミを食べているだけではなく、国境近くに住んでいるベトナム人からの需要もあります。」彼はカンボジアが1日1トン以上の生きているネズミをベトナムへ供給していると推定している。

ネズミはまたタイでも広く食べられている、他方東部インドの州政府は、急騰する食物価格と闘い、そして穀物の蓄えを節約する為、ネズミを食べるように今月奨励した。

Author:事務局 : 2008年08月29日 12:05