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2008年09月08日

■カナダで牛の尿検査で狂牛病を発見できる方法が発表される

ワシントン(WASHINGTON)-カナダの研究者達が金曜日に、生きている牛を尿にあるタンパク質痕跡を使って、狂牛病のテストをする可能な方法を発見したと言った。

研究者達は、科学的に牛の海綿状劣化脳症、即ち「BSE」として知られている病気に感染している牛の尿にあるタンパク質のパターンを発見した。

このパターンは、この病気に罹っている牛をチェックするために使用できる尿検査の基礎を構成することになる、そしてそれは牛が今検査されている方法をおおいに楽なものにすることになる。

現在のテストは、BSEや関連した病気を起こすタンパク質片である、「間違えて折られた/misfolded」プリオンを検出する為に脳組織のサンプルを必要とする。現行のテストは実施に数日を要して、そして生きている動物-あるいは人には使うことができない。

「我々がこの研究から得た知識が、やがて生きている牛のテストに至る事を我々は期待している」、とデイビッド・ノックス博士(Dr. David Knox)、ウィニペグ(Winnipeg)にあるカナダ国立微生物学研究所 (NationalMicrobiology Laboratory)公衆衛生機関の研究者、が、ステートメントで言った。

「クロイツフェルト・ヤコブ病(Creutzfeldt Jakob Disease)(CJD)に罹病した人を含めて、他の種類の病気へ類似テストを開発することが可能であるかもしれない。CJDのための尿検査が、痴呆症を持っている人々の潜在的な診断の幅を医者がせばめる事を支援することができる。」

この研究者達は、バイオ医療中央ジャーナル誌、「Proteome Science」にこの研究を書いているが、彼等が4頭のBSEに感染した牛の尿を4頭の健康な牛の尿と比較したと、伝えている。

BSEに罹病している牛を発見することでは、タンパク質にでた変更のパターンは100パーセント正確であった、と彼等は言った。

「これは重要な発見である、そして我々はそれがやがて監視を単純化して、そしてコストを減らす有用な診断テストに至ることを期待している」、と「カナダ食物検査機関」(Canadian Food Inspection Agency) のステファニ・クズブ(Stefanie Czub)がステートメントで言った。

BSEは、1980年代に英国の酪農牛の群れを席捲して、何百万という牛の大殺戮処分が強制された。数年後に、人々が奇妙な型のCJDの症状を見せ始めた。それは正常な百万人に対しおよそ1人に起こる脳を駄目にしていく病気である。

それは、牛に羊の残骸、一部はスクレピーと呼ばれる病気に感染した羊の残骸[正確には牛やその他の家畜残骸も含む]、を食べさせたことが原因であるとされた。

「vCJD」と呼ばれるこの新しい変異型は、BSEによって感染された牛肉製品を食べることに結びつけられた。それ以後167人の発症だけが報告されている、しかしこの病気の恐れが牛肉の貿易をかき乱してきた、そして多くの国が、牛への給餌の仕方と、屠殺の仕方に対して、規則を修正してきた。

時折出てくる新しい発症は我々を揺さぶる- カナダではこれまでのところ14の発症を出している-したがって、農業省の官吏達は、より速い、もっと安い、そしてもっと良いテストを発見する事に熱心である。

Author:事務局 : 2008年09月08日 16:36