« ■ファースト・フードは科学的に何を意味するのか | メイン | ■世界を多角救済する「グリーン・ディール」政策への期待 »

2008年11月14日

■国連食糧農業機構(FAO)が警告声明

ニューデリー:国際金融危機の中で、国連食糧農業構成(FAO)は、落ちていく食品売価格と貸付金のアクセス減少が、農業生産に打撃を与えて、世界的な食糧確保を脅かすだろう、と、警告を出している。

「下落している食品売値と融資不足が結合して、農業生産に痛烈な衝撃を与えて、世界的な食糧安全保障に非常に深刻な影響を及ぼすかもしれない」とFAOがその最近発表された「食物見解」の中で述べている。

グローバルな金融瓦解(メルトダウン)のさらに危機的で、起こりそうなインパクトは貸付金に及んで、無融資は、開発途上国の農業開発への主な制約の1つとして広く認められていて、融資の限定はどの利子影響より、ずっと深刻になりそうだと、その国連見解は、述べた。

FAOは、1996年のアジア金融危機から教訓を得て、諸国と投資者達が、開発途上国に於ける農業発展のコミットメントを果たすことを督促した、なぜなら農業が「緩衝・バッファー」の役割をし、経済の他のセクターで起きた大きな損傷を緩和するのを助けるからである。

しかし、開発途上国の財務状態へグローバルな貸付金引き締め(クレジット・クランチ)の影響は、発展途上国の成長率だけでなく、また国際的貸付信用に於ける、その借り受け状況と信用に頼っているからであるとFAOは述べた。

その声明はさらにこう述べている:金融危機のインパクトはマクロレベルで開発途上国で感じられるだろう、それは潜在的に、農業と食糧安全保障に負の効果を伴うものである。

Author:事務局 : 2008年11月14日 17:57