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2009年04月10日

■米国食品汚染多発の反省と改革努力

シカゴ--合衆国での食物安全を改善する努力は2008年に「横ばい」していたので、米国の食物安全制度をオーバーホールする必要性を暴露していると、政府健康官吏が木曜日に述べた。

ここ数年の食物安全を改善するための努力にもかかわらず、食品が運ぶ感染事故数は2008年に過去3年と比べて進歩がなく、根本的な問題が解決されていない事を示している。

「進歩は横ばいのままである。」

「これは、更なる措置がより多くの食物感染病を防ぐのに必要であることを我々に示している。」と、米国疾病対策センターのロバート・トゥクス博士は電話による状況説明でレポーター達に述べた。

米国疾病対策センターは、2008年に於ける食中毒の1万8499件の実験室確認を全体で「FoodNet」を使って確認した。「FoodNet」は10州の食物感染病を探すトラッキング・システムで、米国人口の約4600万人、15パーセントをカバーしている。

サルモネラ菌汚染は、最も一般的に診断されて、報告されている、そして感染件数は2005年から2007年までのデータと比べて実質的には変化がなかった。

2008年の調査結果は、現在破産した「Peanut Corp」社によって加工された汚染ピーナッツとピーナッツ製品によって引き起こされた「Salmonella Typhimurium」菌汚染の一部を、示している。この感染は米国史上最大の食物リコールになった。

この感染事故は、9月に始まり、3,200以上の製品リコールを強制実行させて、46州の680人以上を病気にさせて、9人をおそらく死亡させた。

ピスタチオ、レタス、コショウ、ホウレンソウを含む他の一連の事件が、食品安全に関する国民の信頼を蝕んで、改革の要求が更に強まった。

-新しいアプローチ-

デヴィッド・アチソン博士、「米国食品医薬品局」食物副コミッショナーは「この報告はアプローチの変革の必要性を強調している」と述べた。

「この変革は、食品安全問題に取り組み、第一にこれらの問題を如何に防ぐかに焦点を絞る必要がある。」と、アチソンは、電話でレポーター達に述べた。

彼は、FDAが食物供給の安全を保護して、実施する事を目的にした「攻撃的で先見的なアプローチ」に乗り出したと、述べた。

「我々は、これらの問題に取り組むのに、明らかに新政権と議会と非常に緊密に接して活動しています。」

アチソン氏はこう述べている:FDAが海外にその存在を広げている、そして現在は中国、ラテンアメリカ、ヨーロッパ、インドに事務所を置いている、そして米国では食品安全を確実にするのを援助するため、より多くの科学者、調査官、検査官を加える計画をしている。

さらに、彼はこう述べた:FDAが6つの州で迅速対応チームを設置して、感染勃発が起きた時にFDAがもっと迅速に対応できるのを助けさせる、さらにそれをもっと増大させる計画である。

「予防コントロールが決定的に重要である事が明確になったと私は思います。」と、彼は言った。

米国疾病対策センターは、毎年7600万人のアメリカ人が食中毒になり、30万人以上が病気で入院し、そして、5,000人が死亡していると推定している。

Author:事務局 : 2009年04月10日 11:04