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2009年04月20日

■原子力規制委員会への住民不信

ブラットルボロ発―マサセッツ州ブラットルボロで開かれた原子力規制委員会のミーティングで原子力反対の活動家達の口から飛んだのは激しい言葉だけではなかった。1人の活動家は、バーモントヤンキー副社長のマイケル・コロムに堆肥を投げつけた。

「お前達は、使用済み核燃料や放射性廃棄物をどうしたらよいか分かっていないんだ。」と、マサチューセッツ州ギルからきた、サリー・ショーが言った。

「原子力規制委員会Nuclear Regulatory Commission」は2008年ヤンキー社の年間査定を議論するためブラットルボロに集まっていた。そこで原子力規制委員会、は、この原子力発電所は、「国民の健康と安全を保護し、また基本の目的を完全に満たす方法」で運転されていると、述べた。

ヴァーノンにある「バーモント・ヤンキー原子力発電所は「Entergy」」社によって所有されている。バーモント・ヤンキー原子力発電所が安全で、信頼できるというNRC(原子力規制委員会)の結論は、この会議に出席した、ヤンキー社の継続操業に反対している人々の誰をも満足させなかった。

「我々はNRCの言う事は真面目に受け取る事なんかできない。」と、ブラットルボロから来たフリック・スプリュート氏が述べた。

スプリュート氏は彼と他の人達が心配している項目リストを次々に述べた:それには核廃棄物の現場貯蔵、緊急避難計画の不適切、緊急準備ゾーンの大きさ、および原子力のライフサイクルコストの研究不足が含んでいる。

また、彼は、NRCがなぜ原子力発電所の周辺の発癌率の増大に対応がないのか知りたい、また、NRCが提出される先行的なアプリケーションなら何にでも機械的に判を押すように見える事を問題にした。

「歴史は、我々が原子力プラントの監視と安全を改良するために多くのステップを取ってきた事を示している。」と、ダリル・ロバーツ、NRCの原子炉監視過程部長は述べた。彼はまたNRCがアプリケーションに安易な認可はしていないと主張した。

別の活動家は、NRCとEntergyが、発電所の安全に必要な金を使うのではなく、株主に金を稼ぐことにだけにしか関心がないと述べている。

住民と訪問する検査官は安全と信頼性の為、「Entergy」社の利益の為ではなく、原子力発電所の操業に焦点を合わせていると彼は述べている。

イースト・ドーヴァーから来たパティ・バック、は、チェルノブイリ炉心溶解時のヨーロッパでの経験から、彼女は、この原子力発電所周辺10マイルの非常時準備ゾーンは十分でないと信じていると述べた。

ヤンキー社の安全に関して不安を持つ別の人は、NRCの核産業の監視は不十分であると述べた。

「我々はNRCに番犬が必要です。残念ながら、今いるのは御用犬の群れである。」と、マサチューセッツ州アソルから来たハティ・ネスルは述べた。

同氏はまたヤンキーで人員が足りない事、また従業員の多くが発電所では3年以下の経験しか持っていないことを不安に思っている。

Author:事務局 : 2009年04月20日 16:29