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2009年05月15日

■高有毒石油廃棄物の投棄

ロンドン高等裁判所は、水曜日にイギリス法廷でかってない最大の集団訴訟で、「卑劣な企み」の提訴を聞いた。

この事件は3年前に、アフリカの小貧国「アイヴォリ・コウスト象牙海岸」の最大都市アビジャンでの有害廃棄物の投棄から起きている。

その結果、最大10万人が病気になり、16人が死亡した。

この廃棄物は多国籍石油会社、トラフィギュラ(Trafigura)に属していた。

この事件を追って、3万人のアビジャン人が損害賠償で同社を訴えている。

この訴訟が始る前に、BBCと他の報道機関の弁護士は、証拠が公表される事を要求していた。

この要求は、主要証人に陳述を変える説得したアビジャンに於けるトラフィギュラ社の工作にトラフィギュラ社の弁護士が関連していたという非難に対応するものである。

アビジャン人を代表する法律事務所、「リー・デー」社は、アビジャンでトラフィギュラ社エージェントによる汚い手口の工作があったと申し立てている。

今年3月に、高等裁判所は、それらの告訴の本格審理が予定されているので、トラフィギュラ社の代表に、ロンドン法律事務所マックファーレンを含み、告訴人達に接触するのを禁止する命令を出した。

-投棄物の毒性-

英国化学協会のジョン・ホスキンスはBBCの「Newsnight」にこう述べている:「もしこれ(廃棄物)をトラファルガー広場(ロンドン)に投棄したら、数マイル周辺に病気の人々がでるだろう、そしてそれは何百万人もの人々が被害を受ける事になるでしょう。」

現地アビジャンでは、この裁判の結果が強い気持ちで待たれている。ジャンルイ・ロウヤ博士はこの廃棄物投棄に続いて数週間何人かの犠牲者を治療した。彼は多くの人がいまだ苦しんでいると述べている。

「人々は診断を受けにきた。そして彼等は皆耳、鼻、咽喉周辺に異常が出る同じ症状、同じ疾患が出ていた、今日でもまだ人々は病気で苦しんでいる。」

Author:事務局 : 2009年05月15日 18:39