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2009年06月17日

■食物ゴミ捨てが罰金刑になる

サンフランシスコのゴミ収集人は、ただゴミを集めるだけでなく、それ以上のことをするようにまもなくなるだろう。彼等はゴミと一緒にフード・スクラップ(食物ゴミ)を捨てる人を見張る事になるだろう。

サンフランシスコは、今週、米国で最も厳しい法であると思われる「義務的堆肥法案」を可決させた。住民は3つの色分けされたごみ入れを置く事を要求され、一つはリサイクルのため、一つはゴミのため、新しい一つは堆肥のためである。それはバナナの皮からコーヒーの粉まですべてを含む。

この新法はサンフランシスコを、再び「環境思いやり」措置で米国のリーダーにしている、これはスーパーマーケットでポリ袋を禁止させた事等の他のグリーン・イニシアチブに続くものである。

通常埋立て地に送られる食物スクラップは、速く分解して、メタンガス、強力な地球温暖化ガス、に、変わっていく。今度の新制度の下では、収集されたスクラップは地域の農場とブドウ園が繁盛するのを助ける堆肥に変えられる。サンフランシスコ市はやがては2020年までに埋立て地での廃棄物を排除したいと思っている。

クリス・ペック、カリフォルニア州の「Integrated Waste Management Board・統合廃物管理局」スポークスマン、は、サンフランシスコの法と同じくらい厳しい米国の法令は知らない、と、述べた。ピッツバーグとサンディエゴを含み多くの都市は、住民が庭のゴミを再生するのを要求しているが、食物ゴミははずされている。

シアトルは、家庭がコンポスト容器に食べくずを入れるか、またはコンポストシステムを持つ事を要求しているが、これな応じない人は、罰金を課される事はない。サンフランシスコ市はこれまでずっと進歩的で、そして、環境保護でリーダーになってきた。そして彼等はまた群れを抜けて先にでたように見える。」と、ペック氏は述べている。

サンフランシスコ市の官吏は、違反者を厳しく罰する事はしたくないと述べた。廃棄物収集者はだれのゴミであれ調べたりはしない、と、同市のリサイクルを扱う「Sunset Scavenger」社のスポークスマン、ロバート・リードは述べた。

ゴミ収集者は、ごみ容器を空ける際に、もし間違った種類の物に気が付いたら、新しい政策を顧客に知らせるリード氏が「恋文」と呼ぶ注意のメモを残していく事になる。

ネイザン・バラード、火曜日に通過したこの措置を提案した市長ギャヴィン・ニューサム市長のスポークスマン、は、こう述べている:「我々はあなたがコンポストしなくても、牢屋に入れる事はありません。我々はサンフランシスコ市民がコンポストの仕方を学ぶのをできるだけ容易にするつもりです。」

違反者に罰金を課すモラトリアムは2010年に終わり、その後は、少量のごみを出す個人や小企業の反復違反者は、最大100ドルの罰金処分を受ける。適正な容器を提供しない事業所は500ドルの罰金を課される。

新政策の提唱者達は、微生物によって分解される物質を埋立て地に入れないようにする重要性を人々に分かってもらう事は重要であると、述べている。

バラード氏は、食物スクラップを再生するのはアルミニウム缶や新聞を再生するのと同じくらい、当たり前の事に、やがて思えるだろうと予告している。

Author:事務局 : 2009年06月17日 16:16