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2007年08月24日
開催地からの発表 PickUp
●特別講演
「牡蠣をつくる森」(仮題) 畠山 重篤 氏
牡蠣は植物プランクトンを食べて育つ。
植物プランクトンは、微量ミネラル(無機栄養塩類)がなければ育たない。
ミネラルは、気仙沼湾に流れ込む大川が供給する。大川は室根山系の岩石のミネラルを溶かし込んで海に運ぶ。ミネラルは溶けにくい。腐葉土を作るバクテリア類が弱い酸を出しながら岩石を溶かし、同時にミネラルを植物が吸えるように腐植酸(金属錯体)に包み込む。たとえば、フルボ酸鉄として。それが、海の植物プランクトンに届けられる。
海の生態系は森の腐葉土やミネラルが支えていると、畠山さんたち猟師は、「森は海の恋人」を合言葉に、水源に植林する運動を始めた。
畠山重篤氏 プロフィール
1943年上海生まれ。牡蠣養殖業。「牡蠣の森を慕う会」代表。高校卒業後、牡蠣・ホタテの養殖に従事。 家業の傍ら、19年前から漁民仲間と「森は海の恋人」を合言葉に、気仙沼湾に注ぐ、大川上流の室根山への落葉広葉樹の植林活動を行っている。また、子供達を養殖場に招き、森と川と海の関係を教え、環境教育のための体験学習も行っている。
【著書】
「森は海の恋人」(北斗出版、文春文庫)
「漁師さんの森づくり」(講談社)
「リアスの海辺から」(文芸春秋) 他多数
●事例発表「宮城の農と、暮らしの中のBMW技術」
★発表「放牧豚、ノラ牛プロジェクトでのBMW技術」
放牧で牛と豚を飼育する大崎赤べこ会
ゆったりと育つ牛や豚たち
★発表「有畜複合経営で活きるBMW技術」
大郷グリーンファーマーズ・西塚さん
今、交流会実行委員長の西塚さんは、養鶏、米、野菜の複合経営。生産現場で活かされているBMW技術が紹介される。
← トマトの栽培責任者は西塚さんの奥さん。
明るく、元気な奥さんと役割分担をしながら、楽しい農業がモットー。
★発表「組合員農園、福祉農場で活用されるBMW技術」
生活協同組合あいコープみやぎの組合員農園
定期的に開催される「野菜教室」は人気の講座
社会福祉法人「みんなの輪」の福祉農園
生物活性水プラントのある福祉農園で生産される野菜は生協に出荷する
社会福祉法人「みんなの輪」の米粉パン工場
視察では、米粉パンが味わえる
Author 事務局 : 2007年08月24日 13:26