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2007年11月15日

~ひろげよう『BMの世界』森から海へ~ 第17回BMW技術全国交流会【190号】

第一七回BMW技術全国交流会が、~ひろげよう『BMの世界』森から海へ~をテーマに、一一月一六日(金)~一七日(土)の二日間、宮城県松島町のホテル大観荘で開催されます。今回は、その概要を紹介いたします。

交流会開催地の宮城県からは、~宮城の農と暮らしの中のBMW技術~と題して、地元、みやぎBM技術協会会員が取組んでいる農業生産の現場や、生協・福祉活動での活用事例発表(①有畜複合経営で活用されるBMW技術:㈲大郷グリーンファーマーズ、②放牧豚、のら牛プロジェクトでのBMW技術:大崎あかべこ会、③福祉農場、組合員農園で活用されるBMW技術:社会福祉法人みんなの輪、生活協同組合あいコープみやぎ)が行われます。
また、宮城県・気仙沼湾で牡蠣養殖を行いながら、海に注ぐ水源の山に「森は海の恋人」を合言葉に植林運動を進めている畠山重篤氏をお招きしての特別講演が行われます。
名古屋大学の奥地拓生氏からは、この畠山氏が牡蠣養殖を行っている気仙沼湾と、交流会開催地の松島湾に注ぐ水をつくる岩石のストーリーを講演していただきます。
石澤直士BM技術協会理事長からは「流域の土と水の再生を」と題し、基調報告が行われ、長崎浩顧問からは、これまでのBM技術協会の活動を振り返り、その運動論と普及の特徴を、BMW技術のしくみを交えながら講演いただきます。
技術研究発表は、①「生物活性水によるクロレラ培養とその養鶏飼料化実験」について、㈱山梨自然学研究所と山梨大学の御園生拓教授から、②「バイオベット飼育によるアニマルウェルフェア規準に基づく飼育管理の実態と検証」と題して、㈲ポークランドから発表が行われます。
協会が各地の会員生産者と取組んでいる~自然学を実践する~「土と水の学校」有機栽培講座報告では、これまでの成果と、各取組み産地から(①青森県・(農)八峰園【リンゴ】、②山形県・㈲ファーマーズクラブ赤とんぼ【キュウリ】、③宮城県・㈲大郷グリーンファーマーズ【水稲・トマト】、④新潟県・㈲謙信の郷【水稲】)の実践発表、そして「土と水の学校」講師の小祝政明先生から、「多収穫及び高品質栽培のポイント」の解説が行われます。
この他、会報アクアに連載した『水田の生態系を回復させる水づくり』で、インタビューを行ってきたパルシステム生活協同組合連合会の田崎愛知郎氏から、「田んぼの生き物調査プロジェクト報告」が行われます。
一七日の交流会会議終了後は、大郷町の㈲大郷グリーンファーマーズの平飼い養鶏と耕作との有畜複合農業と、福祉農場・米粉パン工場の現地視察が企画されています。

Author 事務局 : 2007年11月15日 09:05

 
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