« 第23回BMW全国交流会開催案内 | メイン | 【AQUA258号】BMW技術全国交流会に向けて、新潟県で学習会を開催 »

2013年10月01日

【AQUA258号】2013年度「BMW技術協会全国理事会」が開催されました

2013年度「BMW技術協会全国理事会」が開催され、
活動方針、予算案、議案すべてが承認されました。

 七月一六日(火)に二〇一三年度BMW技術協会全国理事会が開催されました。全国理事会は一般社団法人法で言う社員総会にあたります。常任理事、全国理事一三名の出席(一九名の委任状)により、二〇一二年度の活動報告、決算報告、二〇一三年度の活動方針、予算案と四つの議案すべてが承認されました。
 また、常任理事は任期満了に伴い改選となり、前任からの引き続き一〇名と新しい常任理事が三名、一三名の就任が承認され、伊藤幸蔵理事長も継続しました。
  理事長 伊 藤 幸 蔵
  常任理事 向 山 茂 徳
生 田 喜 和
清 水  澄
豊 下 勝 彦
木 内 克 則
渋 澤 温 之(新任)
西 村 大 輔(新任)
渡 部 孝 之
佛 田 利 弘
石 澤 直 士
緒 方 大 助
浦   克 稔(新任)
 さらに新しく相談役を設置、山本伸司 前常任理事の就任が承認されました。

◆二〇一三年度の活動方針
 今、私達は激動の時代を歩んでいる状況にあります。東日本大震災からまだ遠い復興への道のり、福島第一原発事故がもたらした様々な実害は深い爪痕を残すどころか、原発の再稼働によってさらに塩を塗りたくるというようなことになっています。新しい政権に変わり、半ば強引とも感じとれる経済政策やTPP加盟の問題、揺れ動く国際社会の問題をあわせて考えれば、まさに世界全体の未来が不透明な状態に憤りを感じてしまいます。
 しかしBMW技術協会は、このような時だからこそ諦めることなく、持続可能な社会と環境、地域、そして農業を守っていくために、皆で力を合わせて、行動を共にしていきます。BMW技術は自然浄化作用の仕組み(循環系:物質循環)を人工的に再現する技術です。私たちはこの技術を手に、地球生態系を理解するとともに、地球環境保全型の農業、暮らし、地域社会づくりを皆で目指します。

二つのキーポイント
①「次世代への継承〜未来の創造」
 若手・担い手を中心とした技術・意識の底上げを軸にBMW技術基礎セミナー、各地の学習会や視察交流等を継続していきます。学習会等でBMW技術の基礎を重視して学び、実践していくことにより、技術を皆で考え、共有することができます。あらためて「ほんもの」を作るということを考え、日々の糧(技術向上)としていくことができます。同時に情報の交換などもおこなわれ、お互いに新しい発見があり、新しいネットワークが広がります。これは先人達が築いてきたBMW技術を継承していくことでもあります。

②「BMW技術は技術と理念の両輪」
 昨年、高知で行われた第二二回BMW技術全国交流会(テーマ「食の安全と安定を求めて〜生産者と消費者をつなぐBMW技術」)の伊藤幸蔵理事長の基調報告において、BMW技術は「技術と理念の両輪であるということを再認識する必要がある」とありました。技術に驕ることなく、しっかりとした理念を持ち、どんな手段(技術)を選択するのかと言うことを含め、個々が自分の意志で考え、広い視野を持ち、各地域を作っていくことを理想としていきます。さらには「地球の環境を守る」という観点がぶれることなく、BMW生態系システム(BMW技術自然循環システム)の推進をともに考え、深化させていきます。これまでの長きに渡る活動の歴史と基本方針を基礎に「技術が人やその営み、環境を支え、人を作り、人がより良い環境と未来を創造できる」ということを具体化し、他団体との連携を取りながら日本全国、アジア各国にBMW技術(技術・理念)を手にした、仲間の輪を広げることを推進していきます。BMW技術協会には全国の農業者、消費者、物流組織や自治体など幅広い分野で活動する団体を含め、協会の活動を支える約三〇〇の会員がいます。このようなネットワークの多様性を持った団体は多くありません。その根強いネットワークを再確認し全国組織の強化にも努めていきます。
   (報告:BMW技術協会事務局 秋山澄兄)

Author 事務局 : 2013年10月01日 12:54

 
Copyright 2005 Takumi Shudan SOLA Co.,Ltd All Rights Reserved.