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2014年06月01日

【AQUA266号】BMプラント動向

 四月一四日、長野県長野市赤沼にあるリンゴ栽培農家のグループ「八ケタ会」を訪問し、生物活性水プラントの稼働状況を確認しました。八ケタ会の小林会長とBMプラント担当の北澤副会長の案内でプラントを点検、近年はブロアの故障等により、うまく稼働していない状態で生物活性水の活用も図れていませんでしたが、この点検をきっかけに、これからの季節に向け、稼働を再開することとなりました。点検後は北澤副会長の圃場も見学させていただき、生物活性水はりんごの台木の苗作りに散布利用しているとのことでした。

 四月二一日、高知県高知市の夢産地とさやま開発公社が管理する、とさやま土づくりセンターにて、匠集団そらが商品開発を検討している「高性能堆肥と資材」に関する調査と打合せを、匠集団そらの礒田有治取締役と星加が行いました。堆肥作りとその効果をみる実験に関して、夢産地とさやま開発公社の大埼裕一理事に協力を依頼、近々に実験を進めることで合意しました。

 四月二三日、茨城BMを訪問しました。今回の訪問は株式会社LIXIL(リクシル)がインフラのない途上国(地域)でも利用できるように開発している「無水トイレ」に、BMW技術を活用できないかとの相談があったことをきっかけに、家庭用雑排水をBMW技術で再利用し、暮らしの中で水を循環させるシステムを実際に視察することを目的に、茨城BMの田中邸と米川邸の視察が実現しました。
 視察を行ったLIXIL総合研究所の古田規敏さんからは、「今回、茨城の施設を見学して『百聞は一見にしかず』という言葉を肌で実感致しました。屎尿及び雑排水がBMW技術の活用によりこれほどまでに、適切に処理され有用な資源として循環していることに感動しました。」との感想をいただきました。

 四月二七日、北海道別海町西春別駅前の別海町西公民館で開催された、「草地酪農をあらためて問う 酪農交流会 未来につながるマイペース酪農」に、協会から石澤直士常任理事、礒田有治理事の三人で参加しました。
 酪農交流会は毎年開催されており今年は全道から酪農家、研究機関、教育関係者など約一五〇余名が集まり盛会でした。主催は、「酪農の未来を考える学習会」実行委員会で、BMW飲水改善プラントも導入されている岩崎牧場の岩崎和雄実行委員長の開会のあいさつから始まり、午前中は中標津町にある三友牧場での永年草地に関する研究などを八名の方が発表されました。BMW技術協会も技術を紹介するパネル展示をおこない、昼食会のあとBMW技術協会の紹介と技術の概要を説明しました。
 翌日は、根釧みどりの会の高橋昭夫事務局長の案内で、西別川の源流から中流域までを見て回り、酪農の糞尿が環境に与える影響を現場で実感してきました。
(報告:㈱匠集団そら 星加浩二)

Author 事務局 : 2014年06月01日 14:18

 
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