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2014年07月01日

【AQUA267号】今年は「国際家族農業年」

知っていますか?
   今年は「国際家族農業年」
 BMW技術協会が法人化した二〇一一年は東日本大震災が起こりました。それ以前のリーマンショックから引き続き、TPP、遺伝子組換の問題、放射能汚染や被爆地への帰還の問題含め、世界を一握りの人間が支配できる構造計画が着々と進んでいます。しかし、こういった動きの中、国連は二〇一四年の今年を「国際家族農業年」として「非企業的自給自足的農業」こそが、これからの地球規模での「食糧問題」の解決策と宣言しました。
 これは、多国籍企業による搾取の強化と、それに伴う国内産業の衰退、プレカリアートの世界的増大という事態に、一石を投じるものとしての期待もあります。

○国際家族農業年の概要
 食料不安に苦しむ人口の七〇%以上が、アフリカ、アジア、中南米、中近東の農村部に住んでいる。彼らのうち特に小規模農家が、天然資源、政策や技術へのアクセスが不十分な家族農家である。貧しい家族農家は、適切な政策環境が効果的に整えられれば、直ちに生産性向上の可能性を展開することができることがこれまで多く証明されている。
 家族農家は、領土のネットワークや地域文化の一部となっており、彼らは主に地域や地方市場で収入を費やすため多くの農業・非農業の雇用が生まれている。 本国際年は、家族農業が飢餓や貧困の緩和、食料安全保障と栄養の提供、人々の生活の改善、自然資源の管理、環境保護、そして主に農村地域での持続可能な開発を達成することにおける重要な役割に世界の注目を集めることを目的としている。
 この国際家族農業年は、小規模農家が直面している課題の認識と理解を深めるため、国家・地域・世界レベルでの幅広い議論と協力を推進し、家族農家を支援するための効率的な方法を見出していく。
FAO:国際連合食糧農業機関
 (http://www.fao.or.jp)より

Author 事務局 : 2014年07月01日 08:28

 
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