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2014年08月01日

【AQUA268号】一般社団法人BMW技術協会「第三回定期総会」報告

 六月三〇日、東京・飯田橋にある研究社英語センター地下一階会議室にて、第三回定期総会が開催されました。伊藤幸蔵理事長の開会の挨拶に始まり、第二四回BMW技術全国交流会と第四回アジアBMW技術交流会の開催に向けての報告、議長選出、定足数確認ののち、二〇一三年度活動報告と決算報告および監査報告、二〇一四年度活動方針と計画案と収支予算案、役員の退任について、全部で五つの議案について審議されました。
全議案とも満場一致で原案通りに可決承認され、最後に出席された常任理事、全国理事からそれぞれの近況報告があり、通常総会は無事終了しました。
●議決権定足数 三四名
出席者:一八名 議決権委任者:一六名(計三四名)
■第一号議案:
   二〇一三年度活動報告について
■第二号議案:
   二〇一三年度決算報告と監査報告について
■第三号議案:
   二〇一四年度活動方針と計画案について
■第四号議案: 二〇一四年度予算案について
■第五号議案: 役員について
 ※緒方大助氏が常任理事を辞任されました。常任理事の新たな補充はありません。

BMW技術協会
二〇一四年度活動方針
 BMW技術協会が法人化した二〇一一年から、東日本大震災、それ以前のリーマンショックから引き続き、TPP、遺伝子組換の問題、放射能汚染や被爆地への帰還の問題含め、世界を一握りの人間が支配できる構造計画が着々と進んでいます。しかし、こういった動きの中で国連が二〇一四年の今年を「国際家族農業年」として「非企業的自給自足的農業」こそが、これからの地球規模での「食糧問題」の解決策と宣言しました。
 このような状況の下、私たちがこれまでに、そしてこれからも取り組んでいくBMW技術運動と農業、自然循環を中心とした地域づくりと人づくり、地域に根差した生産と経済の実現、地域と地域をつなぐネットワークの構築が、今まで以上に重要な意味を持ちます。これらを実現していくためにBMW技術は何ができるのか、これから地域を担う人々の技術向上と理念の両立、そして経済、真の豊かさをあらためて皆で考え、次世代につなげていきたいと思います。
 昨年度までは二つのキーポイントとして、「次世代への継承〜未来の創造」、「技術は理念と両輪」としてきました。重点的におこなってきたBMW技術基礎セミナー、各地の現場でおこなってきたBMW技術基礎学習会、全国プラント巡回等によって、若手を中心とした意識の底上げ、BMWプラントの管理方法を含めBMW技術をあらためて理解することができたと思います。一昨年の高知で行われた第二二回BMW技術全国交流会、昨年の新潟で行われた第二三回と若い世代の参加が多くなってきているなど、一定の成果を感じています。特に昨年からはじめた、生物活性水を利用した実験の取り組みは、米、野菜、果樹、畜産、生活の五部門にわかれ、独自性溢れる実験から、レベルの高いデータの収集などもできはじめているので、さらに技術を掘り下げて研究することが必要となってきています。
 しかし、一方ではプラントの新規設置など、実際の普及につながっていない現状もあります。昨年からの課題をクリアしていくために、基礎セミナーや基礎学習会の開催にあたっては、さらに裾野を広げることを意識しながら内容を検討していくと同時に、機関紙の内容、ホームページやSNSサイトなどの情報発信源の充実、地方協会との連帯、情報交換を強化して、他団体との連携を含め、既存の会員以外の生産者、消費者、地域にアプローチをしていきます。
   (報告:BMW技術協会事務局 秋山澄兄)

Author 事務局 : 2014年08月01日 08:54

 
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