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2016年04月01日

【AQUA288号】BMプラント会員巡回報告 藤野屋商店、南阿蘇村有機肥料生産センター、久川養鶏場

 一月二八〜二九日に三つのBMプラントを、BMW技術協会の秋山事務局長、永合耀さん、西日本BMW技術協会事務局の宮﨑が訪問しました。二五日に九州地方には寒波と大雪が襲ったので心配しましたが、急に暖かくなったので無事に巡回することができました。

●藤野屋商店にて (一月二八日)
 二八日に大分県竹田市の藤野屋商店を訪問しました。BMプラントは採卵鶏の養鶏場に設置されています。以前は飲水改善と生物活性水プラントの二つがあったのですが、二年ほど前にウインドレス鶏舎にする際に生物活性水プラントは撤去したということです。鶏舎は三万羽×二群×三棟で、一八万羽の飼育ということです。
 甲斐昇一郎副社長と農場の石田賢一さんに様子をお聞きしながら、飲水改善のプラントを点検しました。飲水改善プラントは別棟で地下タンクになっています。少し離れた鶏舎の近くから地下水を導水し、また元の場所に返して鶏舎に配水する仕組みです。このプラントは、別の業者が管理していた時期もあったので、リアクター塔を引き上げて管理方法を改めて説明しました。ペレットと軽石の量と入れ方、エアの量、調節の仕方などを説明し、匠集団そらからペレットをお送りすることにしました。
※後日、匠集団そらからペレットをお送りし、リアクター塔の管理がわかるような写真もお届けしました。

●南阿蘇村有機肥料生産センターにて
(一月二八日)
 宮田鉄雄センター長の話によると、数日前の大雪が生物活性水プラントに大量に入り、プラント内の水が雪で薄められた状態になっているということで、いつもよりECは相当低い数値でした。この状態からの復帰方法について、第一槽から順次定常状態にしていく方法を秋山氏から説明しました。それから宮﨑より、「今年は西日本BMW技術協会総会を七月に熊本で開催するので是非参加をお願いしたい、合わせて会員活動の報告をいただきたい」旨を説明しました。
 たまたま熊本県の阿蘇地域振興局職員の方が訪問されており、BMW技術や生物活性水プラント・堆肥センターの運用などについて一緒に話をしました。

●久川養鶏場にて (一月二九日)    熊本県菊池市の久川養鶏場は、つい最近(一か月ほど前)に飲水改善のプラントを設置し、新たにBMW技術協会・西日本BMW技術協会に加入いただくということで訪問しました。社長の久川英昭さんに、BMW技術について少し事例で説明するとともに、西日本BMW技術協会総会を七月に熊本市で開催するので、農場の皆さんも含めて参加を検討いただくことにしました。飲水改善のプラントについては、農場の臭気等の様子を見ながら次のステップを相談しようということになりました。
 久川さんから、隣に養豚場があり、畜産という意味では地域との関係で臭いなど一緒に解決したいというお話があり、次回訪問時に養豚場の方にBMW技術を使った尿などの処理についてお話もできるし、また七月に西日本BMW技術協会総会では基礎講座としてBMW技術の話もあるし、養豚場の実例の話もできるということで参加の検討もお願いしました。

(報告:西日本BMW技術協会  事務局長 宮﨑利明)

Author 事務局 : 2016年04月01日 17:22

 
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