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2006年06月22日

「土と水の学校」in宮城を大郷町で開催

 6月22日、大郷グリーンファーマーズ主催による、~自然学を実践する~「土と水の学校」、有機栽培編が、大郷グリーンファーマーズの生産者や、あいコープみやぎから22人が参加して開催されました。㈱ジャパンバイオファームの小祝政明先生を講師に、トマトやレタスやブロッコリー、水田圃場などの現場で、現地講習が行なわれました。

トマトハウス

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 初期成育は順調だったが、6月になってから悪天候になり、5段目の花がついたあたりから、葉かび等の病気が発生した。苦土を追肥していたにもかかわらず、潅水チューブの位置が誤っていたため、苦土が溶けず効かなったことや、湿度が高かったことが要因。チューブの位置、湿度管理の徹底で状況は改善できる

レタス畑

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 有機肥料の窒素が生育後半に分解し、窒素が後効きしたことにより結球しているレタスの外葉が立っている。すでに完成している葉に窒素が効き、そこから腐り始める原因となる。分解しにくい有機肥料は、前年にすきこんで、土の中で発酵させる必要がある

ブロッコリー

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 やはり、分解しにくい有機肥料が後効きした例。ブロッコリーの芯が腐り始めている

肥料

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 肥料の解説。市販の有機肥料には、未分解の原料が入っていないか十分注意し、成分を見て、栄養成長期に適したものか、生殖成長期に適したものか判断すること。また、石灰や苦土肥料にも、それぞれ特質があり、土壌のPH等によって使い分けが必要

水田

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 苦土を施肥した稲と、未施肥の稲を比較。苦土を施肥した稲の方が明らかに生育、葉色がよい。
また、前年の秋ではなく、春に有機肥料を施したため、水田でガス湧きが起きている。


大郷グリーンファーマーズ・西塚さんの飲水・生物活性水プラント

  生物活性水プラントについての説明はこちら (株)匠集団そら 

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西塚さん、敦子夫妻と飲水改善、生物活性水プラント。西塚さん夫妻は、採卵鶏と、水田4ha、野菜60㌃の有畜複合経営を行なっています

養鶏

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 採卵鶏1500羽は平飼いで飼育。鶏糞を生物活性水で発酵させ、耕作農業に利用している。

Author 事務局 : 2006年06月22日 06:34

 
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