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2006年06月13日

「土と水の学校」茨城県・茨城BM自然塾で開催

 6月13日に茨城BM自然塾主催の「土と水の学校」が行われました。茨城BM自然塾では、主として、根菜類の品質・収量の向上を目的に、「土と水の学校」に昨年から取り組んでおり、昨年の11月に行われた「第15回BMW技術全国交流会」で、1年間の取り組みの成果発表を行っています。
今年はジャガイモ、サツマイモ、コメ、小松菜等の作物で、それぞれ大きな成果を見せています。

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 ジャガイモは初期成育が順調で、試し堀でも1株15個ぐらいの成長した芋を付けていました。ただし、成長が順調なだけに微量要素などの吸収も多く、鉄分が不足傾向ある事が観察されました。このまま順調に生育すれば昨年の倍近い収量が見込めるのでは、との事でした。

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 小松菜は、20センチほどに生長していますが、最初に発芽した双葉がしっかり緑色のまま残っていました。これは苦土が効いている証という事です。生産者もこれまでとの違いを実感しており、葉の厚みがましている事等を参加者で確認しました。しかし葉の色からは、若干、鉄の欠乏がうかがえ、早い時期に土壌分析を行い、微量要素の減少に注意する事を確認しました。

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 サツマイモは苦土、石灰と炭水化物の多い肥料を施肥したという事で、初期の生育が大変順調でした。根のはりもしっかりしていて、赤く膨らみ始めた根もありました。茎は、節間が短く、色が赤くしっかりしていました。これは順調に生育している証拠だという事でした。特に茎の赤い色はアミノ酸の色で、こうした健康なものには虫も入らない、との解説が小祝先生からありました。今後は微量要素の施肥管理が課題になります。

Author 事務局 : 2006年06月13日 16:38

 
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