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2006年06月14日

「土と水の学校」山形県・ファーマーズクラブ赤とんぼで開催

 6月14日には山形県の有限会社ファーマーズクラブ赤とんぼで「土と水の学校」が開催されました。赤とんぼも昨年から「土と水の学校」を開催し、水稲の品質・収量向上を目的に、昨年1年間施肥設計に基づいたミネラル等の施肥を行いました。その結果、苦土、石灰等のミネラルを施さない対象区と比べて反当たり一俵程度の増収が確認されました。

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 今回は各自の田んぼの確認を中心に行いました。この地域は、もともと水田の酸性が強い所です。そのため、苦土、石灰を施肥しているにもかかわらず、まだPHが上がっていない田んぼも見られました。土壌分析をこまめに行いながら、さらに積極的に苦土、石灰を施肥する事が確認されました。田んぼのPHが高いところでは、しっかりとした白い根の張った稲が確認されました。

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 午後からの講習では、苦土、石灰の施肥の次の段階として、田んぼのような嫌気状態の中で有機物を分解し、アミノ酸にする酵母菌等の微生物の積極利用や、ミネラルの働き等が重要である事を確認しました。マグネシウムは光合成をするときに欠かせないミネラルであり、カルシウムは細胞同士を接着し、鉄は植物の呼吸に関係するミネラルである事等を学習しました。

Author 事務局 : 2006年06月14日 17:45

 
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