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2006年10月31日

AQUA178号 トップ記事

多彩な活動発表に人々の交流の環を
第16回BMW技術全国交流会・第2回アジアBMW技術交流会
「地域の土と水の再生を」

来る11月17日(金)~18日(土)の二日間、石川県加賀市の片山津温泉で、「第一六回BMW技術全国交流会/第二回アジアBMW技術交流会」が開催されます。

 今年の交流会のテーマは「地域の土と水の再生を」です。毎年恒例の長崎浩会長によるBMW技術の基礎講座は「生物活性水」を題材に、技術の理論から応用を展望します。また、基調報告「~BMの原点に戻る~地域の土と水の再生を」(石澤直士BM技術協会理事長)や開催地石川県で始められた農業集落排水施設の改善について、また生協の組合員による「環境に負荷をかけない暮らしとBMW技術」と題した発表が行われます。
 海外からは、BMW技術の普及が大きく広がる韓国、バナナの栽培実験などが進むタイ、小農民の自立に役立てようと普及を進めるフィリピンから事例発表が行われます。
 また、関わりの深い石と水の関係を北陸地方を例にとり解説する、講演「日本列島の誕生と北陸地方の岩石と水」(名古屋大学環境学研究科教員 奥地拓生)も行われます。
 BMW技術についてこれから学んで行きたい、という人たち向けの初心者講座も2日目に行われます。ここでは、初期の頃からBMW技術にかかわってこられた方々にパネラーになっていただき、BMW技術との出会い、BMW技術に取り組んで何が変わったか、等について分かりやすく経験を話していただきます。
 昨年、韓国の金ミギョン教授から発表がありました「生物活性水を活用した機能性食品培地の開発研究」は参加者から大きな反響を呼びましたが、それを引き継いだ形で進められている山梨自然学研究所と山梨大学の共同研究成果の発表が予定されております。
 新たな生産者グループも加わり、昨年に引き続き取り組まれた~自然学を実践する「土と水の学校」についても、各産地から発表が行われます。昨年に続いて取り組んだ秋田県の(有)十和田湖高原ファームは、土壌検査に基づいた施肥により、路地のキュウリで大きな成果を上げました。今年からコメを中心に取り組みを始めた新潟県の謙信の郷も、今年一年の取り組みについて発表を行います。
 現地視察は、能美市の農業集落排水処理施設の改善事業を中心に行われます。この農業集落排水処理施設は、昨年BMW技術を導入し、悪臭防止、、余剰汚泥の抑制に大きな効果をあげています。

Author 事務局 : 2006年10月31日 16:05

 
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