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2009年11月01日

【AQUA214号】茨城県・あゆみの会に生物活性水施設が完成

茨城県・あゆみの会に生物活性水施設が完成
土づくり、有機栽培に活用へ

有機栽培あゆみの会 ㈲アグリクリエイト 丸山 訓

 有機栽培あゆみの会・(有)アグリクリエイト事務所前に、BMW生物活性水プラントが九月に完成しました。
 BMWプラントの導入目的は、あゆみの会で製造している嫌気性の発酵液に対し、好気型のBMW生物活性水プラントを導入し、それぞれの特徴を生かして、さらなる有機栽培生産技術の向上につなげるためです。BMW技術導入に際しては、パルシステム生活協同組合連合会のレインボー・パル基金の助成をいただき、BM技術協会及び㈱匠集団そらの指導のもとコンパクトな生物活性水プラントが完成いたしました。
 この生物活性水を利用し、まず、チンゲンサイの育苗確認実験を行い、それを踏まえた上で、施設栽培や田んぼへの利用を考えています。
 来月、一一月には、茨城県で第一九回BMW技術全国交流会が開催されますが、あゆみの会も、交流会の実行委員会構成メンバーとして参加しています。地元会員メンバーの一員として、交流会では、取組み発表を行います。発表では、BM初心者がコンパクトなBMプラントを最初から手がける流れとポイントを画像で解説する予定です。また、チンゲンサイ育苗テストの結果や、筑西市で古くからBMWプラントを活用している岩渕さんのBM堆肥や生物活性水を使用してキュウリの生産などで成果を上げている日向さんの事例を発表したいと思っています。
 自然の働きを少しでもわかりやすく理解するためのツールとして、BMW技術の取組みは大いに意義のあるものと感じています。

生物活性水プラント完成にあたって
有機栽培あゆみの会 ㈲アグリクリエイト 代表取締役 斉藤 公雄

 レインボー・パル基金の助成をいただき、BM技術協会並びに㈱匠集団そらのご指導のもと、コンパクトな生物活性水プラントが完成いたしました事、あらためてお礼申し上げます。
 今回のプラントを上手に利用することで、発酵・合成・浄菌型の土づくりのスピードが速くなります。弊社が製造している分解酵素は、酸性タイプですが、BMW生物活性水は、どちらかといえば中性又は弱アルカリ性タイプですので、扱いやすく、キレート作用や水のクラスター分子も小さくなるなど、考えただけであゆみの会の各農家が使用することで環境対策と品質向上が得られることは間違いありません。
 発酵は大きく二つに分けると、殆ど酸素を与えない仕込み方と、酸素を大量に与えフリーラジカル状態での酸化分解(仕上った液体は還元水となる)にする方法があります。どちらの発酵も意味があります。まさに、この世の仕組みそのものなのです。このどちらも差し引きすれば物はゼロとなるわけです。このBMWプラントの仕組みを農家が理解する事で、発酵そのもの、堆肥の作り方、液の使い方など色々伝えられる内容が沢山あります。あゆみの会の土づくりの一翼を担うBMW生物活性水プラントの提供をいただき生産者を代表いたしまして、理事長宮城、事務局丸山ともども重ねてお礼申し上げるとともに、農業へのサポート業務を今後も遂行してまいります。

Author 事務局 : 2009年11月01日 14:01

 
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