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2009年11月01日

【AQUA214号】「土と水の学校」有機栽培講座

山形県・ファーマーズクラブ赤とんぼで開催

報告 ㈲ファーマーズクラブ赤とんぼ 諸橋伸忠


 去る八月二七日、「土と水の学校」有機栽培講座が、ファーマーズクラブ赤とんぼで開催され、同学校講師の小祝政明先生、礒田有治BM技術協会事務局長を迎え、三一人の生産者が講座に参加しました。
 今回の「土と水の学校」には、農業初心者が私を含め四名参加したため、小祝先生には野菜・果樹有機栽培の基礎についてキュウリ・トマト・リンゴそれぞれの圃場で、作物を観察しながら、講義をして頂きました。
 小祝先生から始めに私たちに講義をして頂いたことは、植物内で行われる水の電気分解についてでした。有機栽培を行う上でまず一番大切なことは、植物にいかに光合成をしっかりさせるかということでした。小祝先生から、光合成の仕組みについて、詳しく、紐解いて説明していただくと、マグネシウム、鉄、マンガン、銅等のミネラルがとても重要な役割を持っており、このミネラルが欠けると農作物が健康に育たないということが良くわかりました。
 午後からは、赤とんぼの会議室で午前中の講義をもう少し深く掘り下げたお話と植物の根についてお聞きしました。この根について従来の農業を覆す研究結果が出たと言うことで、根がアミノ酸を直接吸収しているという事実についてお話をお聞きしました。アミノ酸は根を作る上でとても重要な役割を持っており、根を早く成長させるにはアミノ酸を吸収させると非常に良いと言うことでした。
 小祝先生は有機栽培=アミノ・ミネラル栽培だと解説されました。植物の生理をしっかり学習し、実践で美味しい野菜・果物を作れるよう日々努力していきたいと思います。

Author 事務局 : 2009年11月01日 03:01

 
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