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2011年11月01日

【AQUA236号】「一般社団法人 BMW技術協会」設立報告

「一般社団法人 BMW技術協会」設立報告

 BM技術協会は、一〇月五日をもちまして「一般社団法人 BMW技術協会」(呼称は従来通り、BM技術協会)として新しいスタートを切りました。約二年間、常任理事会を中心に議論されてきましたが、七月一九日の全国理事会での決定を経て法人化への運びとなりました。理事長には米沢郷牧場代表の伊藤幸蔵氏が就任され、世代交代の意味合いも含め、新たな力が加わることにより、その活動をより活発化しBMW技術とそのネットワークを発展させていくことが目的です。

一、法人化に向けての経緯
 二〇〇九年度後半より、BM技術協会の法人化についての議論が常任理事会ではじまりました。二〇一〇年の全国交流会(山形大会)にて行われた全国理事会において、法人化することの意思確認を行いました。その後、法人化作業グループを形成し、設立に向けて具体的な検討に入り、三月に起こった東日本大震災の影響もあり、時間を要した経緯もありますが七月一九日の全国理事会において、「一般社団法人BMW技術協会」設立を決定しました。

二、BMW技術協会と法人化について
BMW技術協会は生命の基礎であるBMW(バクテリア・ミネラル・水)の地球生態システムを研究・実践し、生命環境の危機に対する取り組みとして、農業を中心とする技術交流を行ってきました。BMW技術は農薬・抗生物質・化学肥料等の化学物質を使わない農畜産を推進し、安全性と地球環境保全の術を持った最も優れた、確かな農業技術を持った集団です。改めて、BMW技術が求められる時代の到来であると共に、社会に登場すべく、社会的使命を果たすため、「法人化」方針が決定されました。

三、法人BMW技術協会の活動計画
・予算と会費の改訂 
 BMW技術を社会化することは、即ち、継続性が前提とされなければなりません。そのためには常勤者の育成・確保とその予算化が求められます。事務局体制の強化の上、BMW技術運動の拠点であるプラントの稼働状況や課題の確認の活動強化を行います。
 こうした、常勤事務局体制の強化や全国のプラントの活性化のための旅費等の費用を確保するため、年間予算は従来の一三〇〇万円から一九〇〇万円とし、会員の皆様にはご理解、ご協力をいただく。
・交流・研修
 技術交流の集大成となる年一回の全国交流会に加え、各地での勉強会を開催します。講師は会員・理事・常任理事を中心に、外部からの招聘も予定しています。テーマは地域の岩石から土壌、BMW技術と稲作・養豚・養鶏・耕作などの農業技術の概要と歴史。
・次世代の育成とネットワーク創り
 運動の継続のために、更にもとめられるのが人であることです。土と水の学校以外に年二回のセミナーを開催し、次世代(初心者を含む)を中心にBMW技術を一から学ぶ講座、また、協同組合の歴史・環境問題・原発問題などBMW技術以外のテーマを設定します。機関運営とは別に部会的運営として、ネットワーク型の組織を目指します。
・理事会
 全国理事会を年二回(法人での社員総会にあたる)、常任理事会を隔月で開催します。
・法人化による活動領域の可能性
 海外研修生の受け入れ、海外への研修の相談窓口、国補事業への参入、視察ツアーの企画。
・事務局体制
 事務局長には秋山澄兄、事務局員の一人は米沢郷牧場とポークランドから研修をかねて出向者を予定。

四、法人化の時期と会費の改訂
 一〇月四日で任意団体BM技術協会の解散と債権・債務の移行の手続きを行い、「一般社団法人BMW技術協会」を一〇月五日に設立・登記しました。本年度の会費はそのまま新法人へと移行され、会費の改訂は次年度より施行します。
    (文責:秋山 澄兄)

Author 事務局 : 2011年11月01日 12:16

 
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