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2013年04月01日

【AQUA252号】BMWプラント巡回〜山梨県「萩原フルーツ農園」 高知県「大川村」

 一月一八日に山梨県山梨市にある萩原フルーツ農園を訪問しました。萩原フルーツ農園はやまなし自然塾のメンバーであり、さくらんぼ、桃、ぶどうなどを栽培、観光農園も営業しています。萩原フルーツ農園には昨年の三月に生物活性水ミニプラント(一tの液体貯蔵用タンク×五、日生産量一〇〇L)が導入されました。今回はリアクター塔の充填材交換の指導を兼ねて行われました。プラントは順調に動いていましたが、冬場なので今はほとんど使ってなく、三月後半ぐらいから圃場を区切って対象区を設け、実験的に使用をはじめるとのことでした。また、やまなし自然塾では山梨大学と共同で、山梨県中央市にある実験圃場を使って、BMW技術を含めた実験を始めるとのこと。

 二月一日に高知県大川村を訪問しました。昨年の全国大会で発表があったので、すでにご存じの方も多いかと思いますが、大川村は高知県の北部で四国山脈の中にあり、高知市内より車で約一時間半の場所にあります。村の中央部を吉野川が流れ、「四国の水がめ」と言われている早明浦ダム湖があり、四国四県全県に水を供給している、いわば水源地の村です。
 四四四人という人口は離島を除き、日本で一番小さな自治体(村)です。
 ここでは村の事業として「はちきん地鶏」という高知県の銘柄地鶏が生産されており、BMW技術が導入されています。飲水改善プラント(一二〇tの土木槽)と生物活性水(五tホーロータンク×五槽、日生産量五〇〇L)。生物活性水は飲水への添加と堆肥への散布。まだ鶏舎の洗浄には利用できていないとのことでしたが、今後は利用して行くとのことでした。鶏舎は元々、水耕栽培(トマト)をおこなっていたハウス施設をそのまま利用しています。
 また、村内の小南川という地域では村民にも広く飼育してもらうと言う目的で、小さな鶏舎での生産もしています。ここには生物活性水のミニプラントがあり、ここの生物活性水は鶏舎以外にも地域の花卉や野菜の栽培にも使用されているとのこと。昔から使用している人は長いことずっと利用しているとのことですが、これからどう広めていくかが当面の課題、まずは使っている人達の効果などを集約して、村内に広報していくことを考えているとのことでした。
(報告:BMW技術協会事務局 秋山澄兄)

Author 事務局 : 2013年04月01日 19:52

 
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