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2014年07月01日

【AQUA267号】韓国BM協会を訪問

今年のBMW技術全国交流会・アジアBMW交流会の招致をしました。
 五月三〇日、韓国・京畿道の楊平郡にある韓国BM協会を生田喜和・アジアBM連帯会長(BMW技術協会常任理事)と協会事務局の秋山が訪問しました。
 韓国BM協会会長の鄭相黙(ジョン・サンモク)氏、新しく事務局長となった金(キム)氏、韓国BM水代表の河(ハ)氏と会い、「第二四回BMW技術全国交流会・第四回アジアBMW技術交流会」への参加召致をおこないました。韓国はアジア交流会のために、毎年おこなっていた韓国BM交流会の開催を見送り、アジア交流会への参加に集中するとのことでした。そのため、可能であれば「第一一回韓国BMW技術交流会」も合同開催という形にしてもらえないかと要望がありました。
 また、鄭(ジョン)会長から、韓国の有機農業、農民運動の歴史を通して、現在の農業事情、FTA締結の影響による国内問題に関して講演ができる人ということで、金大中政権時代に農林部長官を務め、親環境農業(日本の有機農業)を推進し、農業改革をおこなった、金成勲(キム・ソォンフン)氏の推薦があり、実行委員会で検討することになりました。
 なお、韓国側の発表は楊平農業技術センターをはじめ、畜産、野菜農家など三〜四つの事例発表をしてもらうことになりました。
 五月三一日は楊平郡から南下し、釜山の西側にある馬山市へ移動し、韓国BM水を訪問しました。はじめに、最近できたというプラント工場を見学しました。工場には最近開発したという新型の生物活性水ミニプラントがありました。パネル式の受水槽を組み立て、工場で配管や堆肥浸み出し槽を取りつけて出荷し、現地では設置するだけというシステムになっているとのこと。その後は事務所に移動し、主にプラントのメンテナンスを担当している、林(イム)氏、林氏をサポートしながら工場での工事をおこなっている鄭(ジョン)氏と、日本と韓国のプラント、生物活性水の成分の違いについて、意見を交換しました。生物活性水は、原水と原料によって成分が変化するが、韓国のユーザーは中々理解をしてくれないので、どう説明すればいいのか考えているそうです。口蹄疫やPED、鳥インフルエンザなどがあり、畜産農家から家畜の病気に対しての抗体検査などの要望もあるとのことでした。
   (報告:BMW技術協会事務局 秋山澄兄)

Author 事務局 : 2014年07月01日 08:32

 
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