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2008年06月27日

■「プラスチック容器入り水」対「蛇口の水」の環境尊重度と経済効率

米国の市長会議が「ボトル入り水」を段階的に排除することに同意する。全米市長会議(US Conference of Mayors)は自治都市による容器入り水を段階的に無くして、そして公共水道の重要性を促進する決議を通過させた。
この票決は、プラスチック使用負荷と飲み水供給エネルギーコストの理由で容器入り水の使用について環境上の危惧が増大している最中に、行なわれた。

市長達は、マイアミで会合して、容器入り水からの納税者の金を他の都市サービスに当てる為、ガビン・ニューサム(Gavin Newsom)サンフランシスコ市長と他の17人の市長とによって提案されたこの決議案を承認した。

ニューサムサンフランシスコ市長はこう述べている:「我々が私企業から使い捨て容器の水に納税者ドルを使う事で、市(複数)は公共水道水の品質について市民に思い違いをさせるメッセージを送る事になっている。我々の公共給水システムは世界中で最も良い部類に入り、そして意義ある、直面の投資を必要としている。」

活動家グループ「Think Outside the Bottle」(ボトルの外を考えろ)によれば、合衆国の60人以上の市長達がすでに「ボトル入り水」会社との契約をキャンセルしている。

「Think Outside the Bottle」(ボトルの外を考えろ)の全国ディレクター、ジジ・ケレット(Gigi Kellett)はこう述べている:「市が納税者の金を使ってボトル水産業の最終益を金で脹らますのをやめることは明かな常識的行動にすぎない。この決議は、ボトル水の換わりに蛇口を選ぶことが我々の環境、財布、そして最も基本的資源への我々の長期の平等なアクセスに、最善であるという強いメッセージを送るだろう。」

アメリカ飲料連合(American Beverage Associations)はこの決議を「偽善と不正確で汚されている」と呼んだ。「一部の市長が市政によるボトル入り水の使用に反対しているが、他方アメリカじゅうのたいていの市長は、災難が起きた時は、ボトル水を喜んで歓迎している」と業界団体がステートメントで言った。

「我々の諸飲料会社は、共同体が洪水、火事、ハリケーン、他の自然災害、不十分な市の給水システム、で被害を受けた時、絶えず援助に駆けつけている。業界団体は、プラスチックの水ボトルは「100パーセントリサイクル可能で、ボトル水を少数の完全にリサイクル可能な消費者商品の1つにしている。」と言った。

投稿者 bm_kanri : 16:25

2008年06月26日

■カナダで2003年5月以来13頭目の狂牛病確認

カナダ食物検査局(Canadian Food Inspection Agency)は月曜日にブリティッシュ・コロンビア(British Columbia)州で雌牛に狂牛病を確認したと述べた。
この発症はBSEが2003年5月以来カナダで検出されて13頭目に当たる。「現時点では我々はこの牛の出生農場を決定する過程の途中である。その件が確定すれば、我々は感染牛の生年月日を確証することができるだろう。」と、ロイター電がカナダ食物検査局/CFIAのシニア獣医ジョージ・ルータバック(George Luterbach)の発言を引用している。

これまでのところ、BSEに感染していると確認されたほとんどの牛が6歳以上年を取っている牛である。2003年5月にカナダがその最初の狂牛病発症を検出したのだが、それ以前韓国は毎年およそ10,000トンのカナダの牛肉を輸入していた、しかし今輸入は禁止されている。しかし、カナダ生まれの牛が合衆国に輸出されて、そこで飼育されて、そしてやがて米国牛肉として韓国の市場に行った可能性がある。

米国農務省によれば、カナダは合衆国へ140万頭の牛、カナダで育てられた1千5百万頭の牛の1/10にあたる、を、輸出した。「若いカナダ牛だけが合衆国に輸出されている、そして我々は30カ月以下の若い牛からの牛肉だけを輸入している。従って狂牛病を持っている年齢が上のカナダ牛からの牛肉が韓国に入る可能性はない。」と農務省官吏が言った。

カナダは昨年5月に動物健康(OIE)の世界組織によって「制御されたBSEリスク」の状況位置を与えられた。韓国とカナダはカナダの牛肉輸入を再開することについて、2007年11月に交渉を持った。カナダは伝えられるところによれば米国と同様な貿易条件を要求している、そして米国は同じくコントロールされたリスクの国である。 「カナダでの狂牛病の確認されたケースがカナダ牛肉輸入を制限するか、あるいは禁止する我々の要求を助ける事になるだろう」と政府官吏が言った。

投稿者 bm_kanri : 10:04

2008年06月25日

■地球はティッピングポイントに近いと気象学者が警告

米国、1988年6月23日、ほとんどの記録によると、議会委員会の部屋の温度は摂氏38Cをさまよっていた、そして米国は歴史的な干ばつの真っ只中で、ハンセン氏が上院の委員会で「私は人類が地球の温度を暖かくしている事は99パーセント確かである」と告げた。彼のコメントがこの問題をアメリカの意識にもたらした。

その翌日「ニューヨーク・タイムズ」が次ぎの見出しで記事を載せた:

「地球温暖化が始まっている、エキスパートが上院で告げる。」

地球温暖化の警鐘は10年以上の間鳴っていた、そしてカナダの科学者達が1980年代初期に温室効果を警告していたけれども、ハンセンの議会証言はこの関心を結晶させたようで、そして米国でマスメディアへの最初の衝撃を与えた。

その20年後に彼は今67歳で、宇宙研究NASAゴダード研究所 (Institute)所長だが、彼のメッセージは変化していない。

彼はこう述べている:「我々は地球緊急事態のポイントに達してしまった。気候システムにはティッピング・ポイントがある、我々はそのポイントに非常に近い、そしてもし我々がそれを超えたら、そのシステムの力学が取って代わり、人間の制御ができない非常な大変化に人を引き連れいく。」

しかし彼が最初に議会で証言して20年になるが、温室ガス放出を制限する主要な米国の法律は議会を通過していない、21の新しい石炭燃料発電ユニットが米国の発電所で建設されてきた、そして米国の二酸化炭素総放出量は約18パーセント上昇してしまった。

1989年のハンセン氏の2回目の米国議会での出席はアル・ゴア (Al Gore)という名前のテネシー州上院議員が議長を務めた委員会であった、しかしホワイトハウス は、ゴア委員会の前に彼の陳述を編集して、人間の活動と地球温暖化の間にリンクがあるという彼の確信に疑義を起こさせていた。ハンセンは彼が修正を受け入れることができるか、でなければ彼は証言することができないだろうと、言われた。

そこで、彼は議会の聴聞会に先立って、ゴアに編集された部分について彼に質問するように頼んだ、そこで彼はホワイトハウスが編集をした事を明らかにした、そしてこの話がその夜すべての米国のネットワークニュース放送を席捲した。ハンセンはそれから15年間政治的なスポットライトから身を引いていた。

昨日23日の記者会見でハンセンは以下の危機に警告を発した:カナダの大森林火災、極地と高地の種の絶滅、海洋中の二酸化炭によるサンゴ礁とサンゴに依存する海の生物への危機、グリーンランドと西部南極(Antarctic)の溶けつつある氷床から避難する生物。

彼は石炭を燃やすあらゆる発電所を二酸化炭素が捕捉され埋められているものを除き、2030年まで段階的に廃止する事を要求した。そして石炭、石油、ガスへの炭素税を要求した。

その税金は、政府によって使われるのではなく、全部大衆に返されるべきで、各成人には同等額で、子供には半額で、直接に銀行預金口座か、あるいはデビットカードに返金されるべきであると、彼は述べた。

彼はまたアメリカ大企業を「greenwash・グリーン隠し塗り」の罪で告発した。

大企業の環境上の好ましい言葉が行動によって実行されていない。そして彼は「ExxonMobil」のような会社の重役に対する刑事訴訟を支持した。彼等は賢く状況を知っているのに、化石燃料の方法を続ける事を意図している。

アメリカの大企業は科学者からの反対意見に資金を与えて、そして促進している事で有罪である、そしてそれは、大衆に誤解を与えこの国に科学者の間に討論があると信じさせる見え透いた欺瞞を押し進めている、とハンセン氏が言った。「議論は行なわれていない。」と彼は述べている。

彼は、先週ジョージ・W・ブッシュ大統領と共和党大統領指名候補者ジョン・マケインによって打診された、近海石油採掘の呼びかけは「クレイジー」だと言った。「大陸棚石油の最後の一滴を求めてボーリングしてまわることはほんの少し我々の石油中毒を引き伸ばすだろう、しかしそれは「ティッピングポイント」を我々に超えさせる事になるだろう。」と彼は述べた。

投稿者 bm_kanri : 16:02

2008年06月24日

■アルバニー州カルガリー市委員会が美観用農薬使用中止で投票する

この問題は15年以上の間、カナダで大荒れしてきた紛争である。その論争はあちこちの役所の部屋、衆議院、カナダ最高裁、新聞の投書欄、で、行なわれてきた。しかし純粋に美観の為だけで殺虫剤が使われる事、例えば草地のたんぽぽを除去する事、の論争が今日ほど熱烈な事はなかった。

アルバータ州の南部にある大都市カルガリー(Calgary)での美観農薬禁止令を推進する事が、市民が食べる食物、買うおもちゃ、露出を受ける化学物質の安全性を問題にし始めた時期と重なって起きている。この市民の覚醒で農薬禁止の動きがカルガリーで早められる事になった。」と?健全カルガリー連合?(Coalition for a Healthy Calgary)のスポ-クス・ウーマン、ロビン・マクラウド(Robin McLeod)が述べている。

5月に発表された「カナダ癌協会」(Canadian Cancer Society)の調査は、アルバータ住民の87%が、美観用農薬使用禁止する共同体条例を支持している、と、伝えている。「環境問題が全体としてカナダ人のより大きな問題になっている。」とマクラウド氏が言う。もし法案が議会で通過されれば、カルガリーは農薬禁止令を実行するオンタリオ(Ontario)西部地域での最初の主要都市になるだろう。

2月に3人の市会議員が2010年の終わりまでにカルガリーで美観の目的で-除草剤、殺虫剤、苔除去剤を含めて-、農薬使用を段階的に排除するという提案を提出した。 この提案は市職員が2009年12月まで薬剤の使用を中止する事、さらに2010年12月までにこの禁止令に私有不動産を含めるように要求した。2時間の討論の後に、この議題は環境保護助言局に調査のため送られて、推薦項目をつけて戻すように決められた。

25日には実施計画が7人からなる市会議員検討委員会の前に出される。もしその委員会がこの計画を承認するなら、7月14日に市議会によって議決される。カナダ全体で135以上の共同体が、ハリファックス(Halifax)、トロント(Toronto)を含めて、すでに農薬なしの条令を制定した。オンタリオは最近美観農薬の使用と販売を禁止する条令を導入した、そしてケベック(Quebec)はすでに類似の条令を制定した。

2007年にカルガリー市の作業班が、3,880キロの農薬、これは近年着実に増加している使用量、を、使用していた。これはブライアン・ピンコット(Brian Pincott)、殺虫剤禁止令を提案した市会議員の1人の情報である。カナダ癌協会はカルガリー市に、これらの農薬の化学物質への露出は、白血病といくつかの他の癌とリンクがあると論じて、禁止措置を進めるように要求した。子供達は芝生の庭で這ったり、遊んだりするから、子供達が最も大きいリスクにさらされうる。

大型店舗「ホーム・デポ」(HomeDepot)でさえ4月に自発的に2008年の終わりまでカナダで伝統的に使用されてきた農薬を売るのをやめる、そして環境に優しい代替物のセレクションを増やすと発表した。ところが、5月16日に、「健康カナダ疫病マネージメント規制局」(Health Canada’s Pest Management Regulatory Agency)は、カナダの主導的な殺虫剤?2,4-D?の再査定を公表し、指定どうりに使用されればそれは安全であると、述べた。「この製品への使用あるいは露出の結果から出る、人間への健康、未来世代、あるいは環境への害は無いという妥当な確かさがある」とこの政府機関が報告した。

我々はこれをどう受け取るべきか?

農薬禁止を提唱する人達は、「ペストマネージメント規制局」の報告書の方法に対し危惧を提起している、そしてこの殺虫剤に暴露される事が健康上の不安とリンクする無数の他の研究を指摘している、他方これへの反対者達-多くは芝生手入れ関連薬剤社と化学産業からの人達-は、環境保護主義者は不安をかきたてていると言う。

ピノコット、この禁止法案を提出した3人の市会議員の1人、は、ペストマネージメント規制局の信頼性を疑問視している。「彼等はこの化学物質を再テストしていない;彼等らはただ文献を再参照しただけだ」、と彼は述べて、ペストマネージメント規制局に関する危惧を表明した2003年の連邦政府会計検査長官の報告書を指摘している。その危惧の中には、この政府機関は、製品データの提供を産業界に依存していて、化学物質を単一基盤で査定するだけで-化学物質の累積的な効果は考慮に入れていない、事がある。

環境の中に入る複数の化学物質の結合された効果はしばしば「化学スープ」コンセプトと呼ばれて拡大している環境汚染のテーマである。我々はすべてこれら化学物質の混合効果が我々の健康に及ぼす影響を知らない-そしてもし我々が知らないなら、我々は間違いがあっても警戒をする側に立つべきであると、主張している。

投稿者 bm_kanri : 10:29

2008年06月20日

■米国NGO“FOOD & WATER WATCH”の水道報告

ワシントンDC-水道設備が投資家所有に好都合な未来は、「食と水の監視」による投資家説明ブリーフ分析によれば、以下の結果を招きそうである:高水道料金、より少ない消費者保護、低収入共同体には限定、あるいは存在しない連邦救命ネット、利益増大の為作られる大きな基礎設備投資をもたらし、大衆の利益にはならないだろう。

「企業体は、保存、飲料水起原保護、金を節約して全国的に共同体への経済的負担を軽くする他の政策やプログラム、に、反対する金銭誘因を持っている。無駄にされる水が会社の収入を上げる、その収入は人々の請求書から流れてくる。」と、「食と水の監視」専務理事のウエノナ・ホータ(Wenonah Hauter)が言った。

実際、投資家リサーチ社は、もし「欠陥がある地下施設が長期間主要な都市給水を中断させる」なら、大衆は企業に役立つ料金値上げに対してそれほど抵抗しないだろうと、信じている。この分析はまた、水道が個人の所有あるいはマネージメントに対して監督官が特に友好的な米国の州を明かしている:ペンシルベニア州、デラウェア州、コネチカット州、さらにカリフォルニア州への是認、この州では最近の強い消費者保護を回れ右して水道民営化奨励への移行がある。

公共事業が共同体給水システムで約86パーセントの国民に水を提供しているけれども、民間部門はこれを変えるために取り組んでいる。この報告書の表題は「高価な見返り:如何に企業体が、国家の朽ちかかっている水道と下水施設修理のすでに高い経費をさらに水増しして利益を上げているか」であるが、ボウニングとスキャタグッドによる投資家解説を分析してこう暴露している:一部の見せかけ金融経理のおかげで、民間水道施設は高い稼ぎがあるが増大コストを理由に儲けなしになっている。

「全国の消費者と共同体は、連邦政府援助の必要な増大がないので、水道設備が必要な修理とアップグレードをするにつれて、彼等の請求書が上り続けるのを見る事になる。それでも、企業化の提唱者達はそれらのアップグレードのコストを欺瞞的に利用して水道と下水道システムを民有化するよう、選出された当局の官吏達を押している」、とハウタ―氏が結論で述べている。

この報告書によれば、米国の老化する飲料水と下水道の基礎設備は、約640,000マイルの下水道を含めて、150万マイルのパイプになって広がっている。そして、米国の都市は250,000から300,000件の給水本管の破損があり、漏えいを通してその水の5分の1を失っている、そして1.2兆ガロンの水を毎年漏水で失なっている。アメリカ人は、150万マイルの配管と水処理プラントを公衆衛生の危機を避けるため、アップグレードし、修理する為、2019年までに最高1兆ドルを使うであろう。

「食と水の監視」は、この報告書の中で、水道設備の民営化は不必要に高価なそして水を浪費するプロジェクトになる、という訴えをしている。しばしば、民間部門の売り込みの効率は、労働力規模を縮小して、雇用者待遇措置を削減する事にしか過ぎない。この二つは、老朽化しているシステムの改善計画を時を失わずに有効に完了させる事には反する事である。

「食と水の監視」は、国民の水道基本設備を支持する「連邦政府トラストファンド」の設立を提唱している。連邦政府資金は、財政コストを減らして、小さな市の水道システムが民営化を避けることを可能にして、そして全国的に家族の金銭負担を緩和するであろう。

「水の私企業化は、我々の水危機を解決する代わりに、大企業の水「バロン」のポケットを豊かにするだけである。実際に、議会が「連邦政府トラストファンド」通過させる時、それは国民のほとんどに送水している公共所有され、操業されている設備にだけわたるようにすべきである。」とハウター氏は述べている。

投稿者 bm_kanri : 17:38

2008年06月19日

■香港の境界近くで鳥インフルエンザの勃発がある

北京(Beijing)-中国は香港に近い広東(Guangdong)の南部の州で火曜日にアヒルに鳥インフルエンザの発生を報告した。香港ではすべての商業マーケットでの家禽が先週処分された。

広東の勃発は、江門(Jiangmen)市によって行政されている村で、最初6月13日に検出された、と公式の新華社(Xinhua)通信社が言った。

全国鳥インフルエンザリファレンス研究所(National Avian Influenza Reference Laboratory)は火曜日に鳥が感染したウイルスがH5N1型ウィルスのサブタイプであったことを確認した、と農業省(Ministry of Agriculture)が言ったと、新華社が報じた。

総数3,873羽のアヒルがこの病気で死んだ、そしてさらに17,127羽が緊急時対策の一部として処分された。それがこの勃発を効果的に抑制したと報告が述べている。

香港へ家禽の多くを提供する人口稠密な広東(Guangdong)州の大きな地域はまた、先週の大降雨によって引き起こされた洪水と戦ってきている。

香港は、このウイルスの最初の勃発が6月初旬にそこで起きた時から、21日間中国本土からの鶏肉輸入を禁止した。

中国はチベットでの4月の鳥インフルエンザの発生を最後に報告していた。中国はまた広州 (Guangzhou)、広東州の首都で、3月に感染勃発を記録している。

中国は、世界最大の家禽総数と何億という農民がその裏庭で鳥を育てているという状態で、鳥インフルエンザに対するグローバルな戦いで未来を左右すると考えられている。

科学者は鳥インフルエンザウイルスが突然変異して人から人に容易に感染する型になって、グローバルな広域流行病をひき起こすことを恐れている。

投稿者 bm_kanri : 17:56

■カナダとアメリカで浸透している「農地から食卓フォークまで」

この革命を行なっている人達は普通の消費者と農民で、農民の市場で地域の農産物を直接に取引したいと望んでいる。これらの市場のたかまる人気にもかかわらず、農民市場は、それらの拡大を抑制する現行の法律や規制上の障壁を克服して、そして直面しなければならない。
これらの防壁は食品安全と公共の秩序の名目で正当化されてきた。

地域の政策決定者達は、誰であれ新鮮な果物と野菜を戸外で「年間特別事項許可」無しに売ることを非合法にするバンクーバー(Vancouver)市法規を変更することを拒否することによって、障壁を維持している。農民市場は、公園用地にある共同体庭園に与えている同様な「5年間の場所割り当て」を拒絶されている、その根拠の主張は、フリーマーケットと非合法販売を抑制する為であると言う。農民市場への長期的保証のこの欠如は、農民の参加への自発的意志を削いで、そして消費者の地域食品へのアクセスを究極的に減少させている。

農民市場への公的な障壁のもう1つの例は小規模食肉加工業者を閉鎖させた2007年の地方規正法である、それは家畜を飼育している小規模農民に対し屠殺施設への費用効果が高いアクセスを否定するものだった。この変更はまた生産者とその顧客が農産物市場で、遠隔地の屠殺場に送られる産物のトレーサビリティを保証することを難しくする。このトレーサビリティは、消費者が保証された品質を望み、そして、ホルモン添加、殺虫剤使用、遺伝子変更された成分のような事柄に不安がある消費者にとっては重要な要素である。

地区の農民市場を支配しているルールは、裁培者あるいは加工業者と消費者の間に、トレーサビリティを保証する、直接の交流があることを要求している。この特徴は従来の食品産業には欠けている。従来の食品産業は、平均1,300マイルもの遠隔地で栽培されたり、加工された食品、さらにそれが消費者の口に達する前に6者にも及ぶ人々によって取り扱われた食品に、依存している。

農民市場での供給者とマネージャー両方とのインタビューと調査を含む私の研究は以下の確認をしている:法律と規則からくる障壁が、増大している消費者需要にもかかわらず、食品産業のこの部門の成長を遅滞させている。農地保存措置(Agricultural Land Reserve)から除外される事での農地の喪失、農地上昇価格、公共官吏からのこのセクタに対する適切なサポートの欠如、を通して、これらの障壁は大きくなっている。

だがそれでもすべてが暗いわけではない。例えばブリティッシュ・コロンビア州の政府が「ファームからフォーク」(農場から家庭の食卓)への革命の長所をゆっくりと理解するようになっている。この変化は、改善される健康と食物確保のため地方の産物を食べることを奨励するため2005年に地域の健康当局によって創立された100のコミュニティー食物行動イニシアティブ(Community Food Action Initiatives)のような先駆的活動によって拍車をかけられている。

それにもかかわらず私の研究は以下の発見をしている:農民市場の場所が不定である事、また新しい食肉屠殺規制の他に、深刻な障壁が地域食物革命成功の進路を阻んでいる。公共官吏達は、小規模裁培者、付加価値食物プロセッサ、農民市場を、州全体の食物産業では、ブティック的な小さい一角であるとまだ見ている。そしてこの態度が、地方食物にアクセスする障壁を作りだす広範な公共政策と慣行に浸透している。

-変革がなされるべきである-

農民市場が地方の食物システムの不可欠な部分だと見なされるべきである。 例えば、「ブリティッシュコロンビア農民市場協会」はすべての商品カテゴリーで農業省農業オンライン「InfoBasket」に含まれるべきである。農民市場代表者は、彼らに影響を与えうる提案される法的な、また規制変更でも、協議プロセスに含められるべきである。加えるに、農民市場に開催場所の長期保証を提供するためにこれまでの市の習慣は修正されるべきである。

もうとっくに、バリケードを取り除く時期であるだけではなく、「ファームからフォークへ」の革命家達を地方の食物産業の重要な、そして成長している部分として歓迎する時期が来ている。

投稿者 bm_kanri : 09:50

2008年06月18日

■米国で頻発する食中毒野菜の起原探査が孕むもの

米国「食品医薬品局」捜査班は、「ホット」な形跡を辿ってある栽培者に辿り着いた。この栽培者がサルモネラ汚染されたトマトを供給したのかもしれない。ところが感染患者が話しを変えた。つまるところ、患者が食べたのは「まるトマト」で、汚染の「ローマ・トマト」ではないという。

「我々は基本的にはこの捜査すべてを捨てて、始めからやり直さなければならなかった」、とデイビッド・アチソン博士(Dr. David Acheson)、同局食品安全主任、が述べている。

なぜその悪いトマトの起原を発見するのにそれほど長くかかっているのか?それは主として人間の記憶の弱点とトマト容器(bin)の謎に要約される。

多くの他の食物と異なり、トマトは供給元を捜査官に迅速に追跡させるバーコードをもっていない。

消費者はトマトが世界のどの地域で栽培されたのかをめったに知らない。

さらに、誰かが汚染されたトマトを食べて、病気になって、診断され、そして保健機関が発生菌株であることを証明するテストを完了するのに、2から3週間かかる。

そして、それも人々がわざわざ医者に行く場合の事である。ほとんどの人はそうしない。

普通の見積もりでは保健機関に報告された各サルモネラ患者に対しさらに40のサルモネラ発症があるという、と、キャロライン・スミス・デワール(Caroline Smith DeWaal)、「公共利益サイエンス・センター」(The Center for Science in the Public Interest)食品安全部長が警告している。

さらにすこし計算をして欲しい:トマトが摘まれてから商店の棚で保つ期限は3から4週間である。最初期の周知のサルモネラ感染発症は4月10日で最近の発症は6月1日であった。それで、すべての良くないトマトがマーケットから排除されたかどうか明確ではないままに、ほとんどの発病は5月に起きた。そして誰かの冷蔵庫に座っている「犯人のトマト」は発見されていない。

このトマト問題を2006年のホウレンソウ大腸菌感染発生と比較して欲しい。供給業者がFDAの警告の数日内に回収を始めた。およそ2週間後に、感染の謎は解決された。

捜査に有益だった相違:この感染生ホウレンソウは一部の患者が冷蔵庫にまだ持っていた袋に入って来ていた、その袋は「UPCコード」を付けていた。そのため捜査官達は供給業者に辿ってゆき、やがて野生のイノシシによって汚染された正確な畑地に辿り着いた。

トマト問題はサルモネラ菌調査が始まってから3週間になる。保健当局は、トマトは5月31日まで容疑者にはなってかったけれども、5月23日に感染勃発の情報を得た。当局は、本当に何を食べたか覚えていなかった女性の場合のように、多くの行き詰まりに突き当たっている。

フロリダ州の数地域とメキシコが主要な容疑者に残っている、それはそこが病気になった州で4月と5月に売られたトマトの「圧倒的多数」を供給しているからだと、アチソン氏が述べている。

大きな変更が生まれつつあるが、それは新たに通過した法律のおかげである。生鮮食品は今年遅くには食物の起源国を識別するラベルを付け始めるだろう。合衆国栽培の産物もまた同じくこのラベルを付けなければならない。トップ40項目産物の約60パーセントは何らかのラベルをはっている。それは主として「ワシントン・リンゴ」あるいは「新鮮ジャージー」のような宣伝をするブランドタイプのものである、と、キャシー・ミーンズ(Kathy Means)PMA副社長、が述べている。しかしトマトはラベルがほとんど貼られない作物で、変更が必要になるだろう。

「今日では検出技術が存在していて、トマトのような商品をもっとよく追跡できるようになっている。しかし、業界は政府によって要求されるまではその技術は使わないだろう」、と「公共利益サイエンス・センター」食品安全部長のキャロライン・スミス・デワールが述べる。

デワール氏の「国民利益サイエンス・センター」はFDAにほぼ2年前に以下の請願を提出していた:すべての裁培者は、どのように産物追跡をするかを含んだ文書になった食品安全計画を持たなければならない。FDAはその請願については裁決をまだしていない;同氏は議会の「起源国」ラベルの法案通過は第一歩であると述べている。

投稿者 bm_kanri : 15:24

2008年06月17日

■ブッシュ政権の有毒化学物質分析への干渉が議会で審問される

ワシントンDC-ホワイトハウスの新しい政策が、環境庁(Environmental Protection Agency)(EPA)の科学スタッフが公衆衛生に最も大きなリスクとなる化学薬物を識別する能力を駄目にする大きい打撃を与えている。
市民運動組織「天然資源保護評議会」(Natural Resources Defense Council)(NRDC)の公衆衛生エキスパートによれば、これは潜在的に何百万という人々を危険にさらすものである。

問題になっているのは、環境庁の「総合危機情報制度/Integrated Risk Information System (IRIS)」プログラムに対する政府の干渉である。この新しいホワイトハウス政策は、化学物質の健康リスクの科学的な査定を遅らせて、そして国民の議論と科学的討論の機会を妨げるだろう。「総合危機情報制度(IRIS)は、何百という有毒化学物質のリスクと人間の健康に対するそれらの潜在的な影響を査定する。「総合危機情報制度」の査定は、規制プログラムではないが、飲料水、大気汚染、毒性廃棄物清掃への基準を設定することで、環境保護庁プログラムのオフィス、州(さらに地域、部族的そして国際的な政府)によって依拠されているものである。

リンダ・グリーア(Linda Greer)博士、NRDCの公衆衛生プログラム長官、は、今日下院科学委員会(House Science Committee)調査と監視小委員会で証言する。審議は、ブッシュ政権の最近の行動に関する事で、有毒化学物質によって出る健康障害を確認する環境庁/EPAの過程を政治的に扱い、秘密を持ち込んでいるという嫌疑の調査である。

以下は、環境庁の「総合危機情報制度/Integrated Risk Information System (IRIS)」プログラム、及びブッシュ行政部の行動が議会によって逆転されない場合の潜在的なインパクトに関する、グリーア博士からのステートメントである。

「(ブッシュ政権による)これらの変更は、ほとんど8年間続いてきた、科学と公共健康に対する現行政部の戦争のさらにもう1つのエスカレーションである。「総合危機情報制度」(IRIS)の過程に対する最近の変更は、公衆衛生保護を犠牲にして、そして汚染をしている産業と連邦機関に恩恵を与える為に有毒化学物質のリスクを国民が理解する事を制限している、ずっとより広範囲なアジェンダの一部である。「総合危機情報制度」(IRIS)の過程を弱体化させる試みによって、現行政部は、公衆衛生を守る最も早いそして最も基本的な段階に焦点を合わせてきた。その段階で環境保護庁の科学者が、特定の化学物質の被曝によって起きる健康危険を識別しているからである。」

グリーア博士の完全な証言は「http://docs.nrdc.org/health/」で見ることができる。

リポーターへのノート:グリーア博士は彼女の証言の後にリポーターと話をするためアクセス可能である。

投稿者 bm_kanri : 10:35

2008年06月12日

■荒廃させられた自然:アフリカ (Africa) の破壊

それは、長い間その厖大さ、突破できない深さへの畏敬を抱いたヨーロッパ人によって「暗黒大陸」と呼ばれて、神秘に覆い隠されていた。次ぎにその驚くべき自然の豊富さが世界に顕現されてきた。
今アフリカとその環境の第三番目のイメージが我々の前に持ち出されている-巨大な、そして不穏な規模の破壊である。「その前」と「その後」の、53国で撮られた衛星写真を使って、国連の地理学者達が、これまで40年にわたる、環境変化するアフリカの「アトラス・影像台帳」を組み立てた-その圧倒的多数は悪化した姿である。

ほとんど400ページになる劇的な影像の中で、消えていく森林、縮んでいる湖、消滅している氷河、荒廃された風景が初めて集められて、「破壊」の深い不安感を強める「ポートフォリオ・台帳」を提供している。

このアトラス(影像台帳)は、アフリカの環境大臣達のリクエストで、国連環境計画(United Nations Environment Programme)(UNEP)によって編集されて、ヨハネスブルグ (Johannesburg)とロンドン(London)で同時に公開された。それは、開発選択、人口増加、地域紛争、気候変更がどれほど広範囲に自然界とアフリカ大陸の自然基盤の資産に強い衝撃を与えているかをはっきり示している。

その衛星写真は、その一部は35年間に及ぶ展望で、すべての国での環境変貌の顕著なスナップショットを提供している。

このアトラスの編集者達は、「かつての緑深い田舎を変えた灰色都市の膨張;農場が境界を侵害するにつれて縮小する保護地域;森林を抜ける道路ネットワークの痕跡;隣接する国境に吹き積もる汚染物;デルタの浸食;環境と縮小していく山岳氷河に対するさらなるプレッシャーを起こしている大陸全体にまき散らされた難民集落地」について記述している。

「その前と後」の写真はその変貌が、1972年初のランドサット衛星以後だけではなく、ずっと短いタイムスケールでも、どれぐらい膨大であったか鮮やかに示している。森林破壊が、ルワンダのような諸国での大量森林消滅だけでなく、コンゴ民主共和国のような諸国でかつて完全に人跡がない雨林を抜ける伐採道路の異様な潜行拡大として、展示されている、そしてカメルーン(Cameroon)の自然森林は明るい緑のゴムとヤシプランテーションで置き換えられている。

山岳氷河の縮小はキリマンジャロ山(Mount Kilimanjaro)のよく知られているケースで示されている、またウガンダの「Rwenzori」山の消滅している氷河も示される、それは1987年と2003年の間に50パーセント減少した。そしてこのアトラスは、よく知られているチャド湖(Lake Chad)の枯渇、と、ビクトリア湖(Lake Victoria)の水位落下に加えて、砂漠化の多くの事例、持続不可能な大規模な潅漑、沿岸地帯の荒廃をはじめ、マリ(Mali)のファグイビン湖(Lake Faguibine)の枯渇のようなる水系消滅の新しいケースも加えている。

これらすべてを合わせると、信じ難い全貌が現れてきて、その破壊はあまりにも厖大である。統計学的には、このアトラスは、山林伐採が、コンゴ民主共和国、ルワンダ、ナイジェリア、マラウイを含めて、35にもなるアフリカの国で大きな問題である事を示している。アフリカは毎年森林4百万ヘクタール以上を失っている-世界の平均的な山林伐採率の2倍である。

この問題の直ぐ次に意義ぶかい損失は、アンゴラ、エチオピア、ガボン、マリのような、34の国で起きているバイオディバーシティ[野生生物]の喪失である。また土地の悪化は、カメルーン、エリトリア、ガーナを含めて32の国で主要な心配事で、アフリカ全体のある地域では1年にヘクタール毎に50トン以上の土壌を失っていると言われている。

このアトラスは、化学的と物理的な損害に加えて、浸食がアフリカ大陸の農地のおよそ65パーセントを衰退させたことを示している。加えるに、焼き畑農業が山火事の数を増やしている。山火事は当然アフリカの高い落雷発生率によって起こされている。

急速に増大する人口が天然資源土台に対する主要なプレッシャーの1つになっている事を明かしている。このアトラスによれば、2000年と2005年の間に、アフリカの人口は毎年2.32パーセントで増大していて、世界的な1.24パーセントの増大率の2倍である。世界中で人口増大が高い30の国の20国がアフリカに在り、世界中で最高年間増大率4.8パーセントを持っているリベリアを含んでいる。次の半世紀にアフリカは、他のいかなる地域の人口増加率の2倍を持つ事になるだろう。これはますます多くの土地が農業に向けられなければならないことを意味する、しかし利用可能な土地面積が限られているので、利用可能土地は1人につき速く縮んでいる。このアトラスはこう指摘している:1950年にはアフリカには1人につき土地13.5ヘクタールがあった。しかし1990年までにこれはすでに1人につき4.7ヘクタールに縮小した、そして2005年までには、1人につき3.2ヘクタールになっていた。現在の人口増加見積もりでは、2050年までには1人につき1.5ヘクタールになるだろう。

そして現在は、気候変動がこれらの問題の多くの背後の原動力になっていて、そしてすでに起きている劇的な変動を強化する可能性が高い。アフリカの9億6500万の人々は世界全体の温室ガス排出のたった4パーセントしか産み出していないけれども、地球温暖化現象の結果を不釣合いな大きさで苦しむ可能性が高い。その理由は気候変化に適応するアフリカの国の能力が比較的低いからではけっしてない。

アトラスが提示するキーポイントの1つは、環境悪化が他の地域でよりアフリカでより高い人間の犠牲をもたらす可能性が高いということである。それはアフリカ大陸の人々がほかのどこより自然界への密接な関係を持って住んでいるからだ:アフリカ人はしばしば環境に直接依存しているからだ。

この問題に対処するのはアフリカの諸政府自身である、とマリオン・チートル(Marion Cheatle)、ロンドンでこのアトラスを紹介した、UNEPの「早期警戒支所」(Early Warning Branch)主任が言った。「多くの場所で政策が強制実施する問題が出てくるだろう。それはアフリカの環境を守る政策や立法機関が用意されていないというのではなく、それがしばしばただ書類上の事になっているからである。そして、それが本当に実施されるようにする監督体制がないのである。」

投稿者 bm_kanri : 15:46

2008年06月11日

■米国でトマトによるサルモネラ感染勃発で死者がでる

シカゴ-連邦政府官吏が、生トマトの3つのタイプにリンクされた17州でのサルモネラ菌勃発の起原を探査した。他方一連のスーパーとレストランは棚とメニューからそれらの品種のトマトを除外するのが増えている。

マクドナルド、ウォルマート、他の多くのマーケットとレストラントは、サルモネラ中毒発症後に17の州で食品医薬品局が汚染起原を調査する間、それらのメニューと買い物通路からトマトを撤収している。

マクドナルド、ウォルマート、バーガーキング、クルーガー、Outback Steakhouse、ウィンディクシー、タコ・ベルは、自発的に赤プラム、赤ローマ、丸赤トマトを、それらがある特定の州と国で栽培されてなかったなら、撤収している会社の中に入っている。

さらに、ロサンゼルス合同学区(Los Angeles Unified School District)-米国第2の最大学区、の当局者が料理していないトマトを出す事を「無期限に停止する」と言った。FDAは汚染発生ソースを調査している、と報道官キンバリー・ローリングス(Kimberly Rawlings)が言った。

プチトマト、ブドウトマト、つる付きトマト、自家製トマトは多分感染発生ソースではない、と連邦官吏が言った。

「疾病管理予防センター」は4月中旬から、この感染と同じ「遺伝子指紋」があるサルモネラに感染している167人の人々が識別されたと言った。少なくとも23人がこれまで入院していた。

テキサスの67歳のがん患者がこの感染勃発に結び付けられる最初の死者と思われると医療保健担当官がのべた。この死者はメキシコのレストランで感染したサルモネラで発病した。

サルモネラ菌は人と他の動物の腸管内で生きているバクテリアである。このバクテリアは、通常、動物の糞便で汚染された食物を食べることによって、人に伝染される。

ほとんどの感染している人々は感染の12時間から72時間後に始まる、熱、下痢、腹部のひきつりを経験する。この病気は4日から7日間持続する傾向がある。

「食糧医薬品局」はこの感染発生について早く6月3日にニューメキシコとテキサスの消費者に警告した。

同局は週末にその警告を拡張した、そしてチェーン店が自発的に多くの赤プラム、赤ローマ、丸赤いトマトを棚から取り除き始めた。

この感染発生を起こしているサルモネラ菌は「サルモネラ・セントポール/salmonella saintpaul」と呼ばれる非常に異常なタイプである、それは他のタイプのサルモネラ以上に悪性であるわけではない、と、アンドリュー・C・フォン・エッシェンバッハ(Andrew C. von Eschenbach)FDA長官が言った。

マクドナルド、世界最大のハンバーガーチェーンは、用心としてそのサンドウィッチの上に薄切りのトマトを出すのをやめた、しかし、サラダにはブドウトマト-その品種には問題がないので出し続けるだろう。

投稿者 bm_kanri : 11:44

2008年06月10日

■米国が食物サミットで生物燃料に関して攻撃される

2008年6月10日火曜日

合衆国は生物燃料を促進する政策のために「フードサミット」で強烈な批判を受けた。それは「車の燃料の渇望を満足させる為」、上級国連官吏の主張では、飢えた人達から食物を他所に転じさせている。

生物燃料問題はローマで開催されたグローバルな食物危機についてのサミットで最も紛糾するものになっていち早く上ってきた。アメリカの主張は、トウモロコシエタノールの生産のための助成金は食物価格の急激な増加に重要な役割を果たしていない、と主張したが、非公開のミーティングの間に怒りの反応を引き起こして、国連の調査した数字で論駁された。

国連事務局長、バンキムーン(Ban Ki-moon )はサミット会議の開会で、世界的食物需要を満たすために、生産が2030年までに50%増加しなければならないであろうと、言った。

一般的な合意があった事は、もっと多くの食糧援助が短期的に必要である、そして長期的には、特にアフリカに、もっと多くの農業に対しての投資が必要である、という事である。しかし、誰が、誰かあるとすれば、国連のゴールを達成するため300億ドルの推定年間コストを支払うがについては、あまり明確さがなかった。

このサミットは、世界的食物価格の突然の上昇とその結果おきた政治不安に対処するために召集されたが、生物燃料に関して深い亀裂を暴露した。

このサミットのホスト、ジャック・ディウフ(Jacques Diouf)、FAO長官は、特に合衆国に標的を定めて西側の政策を攻撃した。

「2006年の110億から120億ドルの年助成金と保護関税政策が、如何に、1億トンの穀物を、主として自動車燃料の渇望を満足させるために、人間の消費から転換させる効果を持ってきたかを、誰も理解していない。」とディウフが述べた。彼が言及しているのは、トウモロコシからエタノールを作り出すための合衆国助成金の年間コストである。

エド・シェッフル(Ed Schafer)米国農務長官、は、ディウフのスピーチにこう返答した:「私は彼の例は少し批判的であり、そしてもっと冷静に、もっとナイスなやり方で扱えたはずである。」シェッフルは生物燃料の生産は食物価格の最近の急騰に3%以下しか寄与していない、と言った。しかしその主張は、国際通貨基金(International Monetary Fund)による、生物燃料が物価上昇の20~30%に責任があるという、査定と合わないものであった。

前日配布されたFAOドキュメントはこう述べている:「生物燃料が、2005年から2007年まで粗穀物と小麦の世界的な使用増加の59%、さらに植物油の増大の56%を占めている。」

密室会議に参加した1人はこう述べている:米国の代表団が生物燃料の影響に関する数字を繰り返した時、他の代表者達から「いらだった」応答があった。

「明らかに今日この会議にはすでに意見の分裂があった」、と英国のダグラス・アレクサンダー (Douglas Alexander)国際開発国務長官、が「ガーディアン」(Guardian)紙に述べた。

彼は、長期的な決定がなされる前にさらなる研究が必要であると言って、英国とヨーロッパに於ける多くの生物燃料政策のいくつかの考察を示した。

「我々は生物燃料に関する決定が挿話でなくむしろ事実によって情報を与えられることを確実にする必要がある」とアレクサンダーが言った。

このサミットは、またジンバブエ(Zimbabwe)のロバート・ムガベ(Robert Mugabe)とイランの大統領、マハムード・アマディネジャッド(Mahmoud Ahmadinejad)の出席を取り巻いている論争によって際立ったものになった。

アレクサンダーはジンバブエの食物危機に関してムガベにおもな責任があると非難して彼の出席を「醜悪である」と呼んだ。彼はムガベに会いもしないし、あるいは彼と握手もしないと言った。 ムガベは演壇で自分の時間を英国とその同盟国がジンバプエの農業を損なっていると非難に使用した。彼は西の非政府組織が「非合法政権交代」を引き起こすために利用されていると言った。

投稿者 bm_kanri : 17:42

2008年06月09日

■キューバの「Urban Agriculture」続報

ハバナ(HAVANA)-生物学研究者のミラディス・ボウザ(Miladis Bouza)にとってはグローバルな食物危機は20年前に来ていた。今その危機から這い登る彼女の努力は家族を食べさせるのに苦闘している世界中の人々のためモデルの役を果たす事ができる。

ボウザは、着実な中流の暮らしをしていた研究生物学者であったが、ソ連の崩壊が起きて、キューバへのソ連からの助成金支給された食品輸出が停止した。それで実質彼女の政府給与は1カ月に3米ドルにカットされた。突然彼女は食料品店へ行く事ができなくなった。

それで彼女は自分の仕事をやめて、そして当時防衛大臣ラウル・カストロ(Raul Castro)によって推進されていたプログラム下で、彼女のハバナにある家近くの半エーカーほどの空き地を耕作する権利を政府に求めた。今彼女の夫はトマト、サツマイモ、ホウレンソウ、の畝の世話をしている、他方48歳になる彼女は忙しい通りの露店で農産物を売っている。

彼女の隣人は畑からきたばかりの安い野菜に満足している。ボウザさんは決して新鮮な産物に欠けた事はなく、1カ月に2,000から5,000ペソ(100~250米ドル)の稼ぎがある-これは408ペソ(19米ドル)の平均政府給料の何倍にもなる。

キューバの市街地農業プログラムはこれまで圧倒的な、驚くべき、成功である。これらの農場は、ボウザの場合ようなごく小さい空き地にあり、今キューバの多くの野菜を供給している。それらは全国的に比較的高い収入がでる350,000の仕事を提供していて、米と豆と東ヨーロッパからの缶詰の理想的食事以下に慣れている国民の食習慣を変えてしまった。

1989年から1993年に、キューバ人は、国連食糧農業機関によれば、平均1日3,004カロリーを摂取することからたった2,323カロリーにまで落ちて行った。それはキューバへの食物の3分の2を占めていたソヴィエトからの商品が棚から消えたからだ。今日ではキューバ人は1日3,547カロリーを摂取している-これはアメリカ政府がアメリカ市民に推薦する以上のものである。

ハバナで農場を調査するのに10年間を過ごしたカリフォルニアの社会学者キャサリン・マーフィー(Catherine Murphy)はこう述べている:「80パーセントが市街地である国で可能になった事を見て、それは本当に興味深いモデルです。それは都市がそれ自身の食物の莫大な量を作り出すことができることを示している、そしてあらゆる種類の社会的そして生態的な恩恵を得ています。」

実際のところ、労働者に誘因が欠けているキューバの大きい国営農場では生産性は低い。政府によって供給された食料は-合衆国から主として輸入されているが-米や豆のような主要食品と調理用油であるが、新鮮な食品ではない。輸入業者達は、中央政府の立案者が欲するものだけを輸入している、だからマーケットはこのギャップの修正はしていない。そしてほとんどの土地は国家が所有するから、開発担当者達は、野菜のための場所になりうる空き地のためには競争していない。

それでも、専門家達は市街地農業の後ろにある基本的な考えは多くの将来性を持っていると言う。

フロリダ大学(University of Florida)農業エコノミスト、ビル・メッシーナ(Bill Messina)はこう述べている:「その土地は利用されなければ無為に放置されている土地である。それは市場に出すにも、生産するのにもほとんどか、全く輸送がいらない。とにかく見ているだけでも良い。」

そして燃料価格と食糧不足が世界じゅうに不安と飢えを起こす状況のなかで、多くの人達がキューバのモデルは広まるべきであると述べている。

「キューバが世界に教えるべき多くの事があると我々が考えるいくつかの重要事項がある。市街地農業がその1つである」とビート・シュミッド(Beat Schmid)、慈善組織のオックスファム(Oxfam)・インターナショナル、キューバプログラムコーディネーター、が言った。

他の国々が市街地農業で実験している。キューバの最初のステップは上海(Shanghai)を取り巻いている緑地帯をモデルにして作られた。

ラウル・カストロが大統領になっている今、多くの人は彼が1990年代初期に実験として始めたプログラムを拡張することを期待している。

彼が開いた最初の空き地の1つが「organoponico」で、ミラマー(Miramar)の優雅なハバナ近隣にある五番大通りと44番街にあった。この半ブロック幅の農場は、行政機関によって所有されて、アパートと家に囲まれている、また外国会社オフィス、スペイン銀行、南アフリカ大使館にも、囲まれている。

長い列の栽培箱がルッコラ、ホウレンソウ、ラディッシュ、バジルで、縁まであふれている。そしてこの20,000平方フィート(1,850平方メートル)で無駄にされている所はほとんどない。

1人の技術者が天然肥料の働きをする堆肥の世話をしている、他方もう1人は、昆虫を寄せつけないために強いにおいがするセロリでデリケートなホウレンソウの新芽を囲み、害虫からの自然な保護を世話している。このような対策はエコロジー上の恩恵があり、必要性から生まれてきた:業務用肥料も除草剤のいずれも確実には入手できないからである。

3人の労働者が作物の世話をして、もう一人が明るくペンキを塗った戸外売り場で作物を売っている。

このオペレーションの鍵はキューバでかつて聞いた事が無い事である:利益の80パーセント、平均1カ月1,500ペソ(71米ドル)が、直接労働者のポケットに行く事である。

「それらの給料は、医者より、弁護士より高い。彼らがいっそう多くを生産すると、それだけ彼らがいっそう多くを稼げるのです。それは高い生産性を得る基本である。」と農場を運営する58歳の農学者ロベルト・ペレス(Roberto Perez)が言った。

顧客達はこの農場が買える値段の食物へのアクセスを与えただけではなく、彼らの料理へ根本的な変化も与えたと言う。

「誰も野菜をよく食べた事はなかった。人々の栄養は大いに良くなった。それはずっと健康によい。

そしてそれは良い味がする。」とデイビッド・レオン(David Leon)、50歳、が、2ポンド(約1キロ)の野菜トウチシャを買いながら言った。(AP)

投稿者 bm_kanri : 17:43

■タイ農民の道路封鎖抗議が回避される

タイ政府は、国内米購入のためにスペースを作る為、米備蓄の110万トンを外国のバイヤーに売る事になるだろう、それは政府が国内農民の要求で次の収穫の一部を買うことによって、地元の米価を引き上げる要求に屈服する事になる。

輸出業者達はこう述べている:世界最大の米輸出国からの追加供給はタイ産米価格からさらに10パーセントを値下げする事になるだろう。タイ米は4月の記録からすでに約5分の1下がっているものである。

この報道は、強い圧迫を受けていた輸入業者達には安堵できるものである。輸入業者達はかってない高いコストで供給を確保しようと努力していた。この高コストは、急騰する食品価格インフレーションの要因になっていて、また一部の国では食糧暴動を引き起こしている。今度の放出米は、タイ政府の210万トンの備蓄の一部で、民間業者、物資交換、あるいは国対国で、販売されるだろう。これは地域の米購入の余地を作る為であると、貿易副大臣、「Banyin Tangpakorn」が述べた。

「価格は確かに下がるであろう。なぜならこの米110万トンの販売は、ベトナムの輸出禁止の7月に予想される中止と同時に起こるからです」と「タイ米輸出業者協会」(Thai Rice Exporters Association)会長「Chookiat Ophaswongse」が述べた。

多くのタイ農民は、追加作物を植えるのに重い借金をして、高くなる米価格で現金収入するあてだが、国内の価格が下がるのを見て圧迫を感じていた。

タイ農民協会(Thai Farmers Association)のアドバイザー「Surasee Sri?insud」は農民が威嚇していたバンコクへ向かう道路の封鎖抗議は撤回されたと述べた。

インフレーションがほとんど10年来の高い状況で、抗議者達と機動隊間の週末紛争の後でもあり、バンコク政府は首都で何千という農民が紛争を起こす事はどうしても避けたい事情があった。

投稿者 bm_kanri : 10:18

2008年06月05日

■新しい鳥インフルエンザ計画はさらに薬剤備蓄を提案する

ワシントン(WASHINGTON)(ロイター)「新しいアメリカ政府パンデミックガイドラインズ」は、感染から人々を保護する為抗ウイルス薬タミフルのさらに何百万もの服用分を備蓄することを提案している、そして各家庭が防護マスクを貯える事を奨励している。

新ガイドラインは、初めて、薬剤の「タミフル」と「レレンザ」を感染防止に使うことを提案して、そして従業員を治療あるいは保護するため前もってこれらの薬剤を買うことを望むビジネスにもガイドラインを与えている。

新政府ガイドラインズはまた、いくつマスクをアメリカ国民がもつべきかを詳しく述べている-たとえば一部の通勤者には100個も用意するように述べている。

アメリカ政府は5千万コースの抗ウイルス薬を現在もっている、タミフルの場合は各コースは10錠になっている。米各州はさらに3千百万コースを買うことが、費用助成金を支給する連邦政府契約の下で、できる、これで総計は8千百万コースになる。

この新政府ガイドラインズの大部分を書いた「The Health and Human Services Department」(健康と人間サーヴィシズ省)のパンデミック立案者ベン・シュワルツ博士(Dr. Ben Schwartz)はこう述べている:この提案が国民のコメントを受けるため未定状態になっているので、この備蓄数を1億9500万コースに引き上げることになり得る。

新政府ガイドラインは薬を感染妨防止に使うことについての詳細を含んでいる。

「医療と緊急事態サービス労働者の予防では、これらの薬剤を購入して、備蓄することに対する責任は主要にはその医療組織...あるいはその労働者を保護する緊急事態組織にある」とシュワルツ博士が電話インタビューで言った。

連邦政府は、インディアン保健局(Indian Health Service)と復員軍人省(Veterans Affairs Department)

内の連邦医療従事者間でインフルエンザ感染防止するために、薬剤を買う、と彼が述べている。

-たてこもっているウイルス-

現在の最も大きなパンデミック脅威はH5N1鳥インフルエンザからきている。H5N1 鳥インフルエンザはアジアの多くでニワトリとアヒルにこもっていて、ヨーロッパ、中東、アフリカの各地で発生している。H5N1 鳥インフルエンザは、人々間での感染はまれであるけれども、2003年以来15カ国で感染させられた383人のうち241人を死なせている。

タミフルは、「ロッシュ(Roche)AG」社と「ギリード(Gilead)科学」社によって作られて、一般的には「oseltamivir」として知られている、また「GlaxoSmithKline」社と「Biota」社が作っているレレンザ(Relenza)は一般には、「zanamivir」として知られている。これらは、通常の季節のインフルエンザと鳥インフルエンザを治療することができ、そしてまた感染を妨げるかもしれない。

いくつかの会社がH5N1に対するワクチンを作っている、しかしそれが突然変異したパンデミック菌株に対して効くか、また十分な量できるかどうかは不明確である。さらにある他のインフルエンザ菌株がパンデミックを引き起こす事になるかもしれない。

「1918年のようなパンデミックの最初の波では、反ウィルス治療は、約144,000人の死、また約185万人の入院を防止できるだろう」と、この提案が述べている。この提案は、http://aspe.hhs.gov/panflu/antiviraluse.htmlで読める。

別の提案が、フェイス・マスクと人工呼吸器として知られている専門マスクの購入を示している。「適切な準備があれば、一人の医療者で家庭での短いケア訪問で一日何回も同じ病人に数回同じ人工呼吸器を使うことができる、だから家庭毎に20の人工呼吸器の備蓄が妥当であるだろう」とこの提案が以下のサイトで述べている:http://aspe.hhs.gov/panflu/facemasks.html

「社会共同体でのパンデミック勃発は6から12週間続くかもしれない。公共交通機関で通勤するのを避けることができない人々は、仕事からの往復使用のために100のフェイスマスクを購入することを選択するのがよいかもしれない。」

この政府サイト(http://aspe.hhs.gov/panflu/stockpiling.html.)で発表された3番目の提案は、労働者を保護する為薬剤を買う事を希望する雇用者にアドバイスをしている。ロッシュ社は、300以上の会社がパンデミック計画の一部としてタミフルを購買した、そしてさらに数百社が同社に接触を取ってきたと述べている。

投稿者 bm_kanri : 15:37

2008年06月04日

■豚マニュアのボウラックス(Borax)処理研究発表

硫化水素は養豚農場の排泄物溜めから出る悪臭原因になる化合物の1つである。糞尿中の微生物の活動が硫化水素と他の化合物を放出させる。

マサセッツ州ボストンでの「アメリカ微生物協会」の会合で、「農業研究サービス(ARS)」科学者シェリル・スペンス (Cheryl Spence)が豚マニュアを、ホウ砂(洗濯用洗剤で使われるのと同じ物質)を使って「ダスティング"dusting"/まぶし」をする研究結果を発表している。ホウ砂は、悪臭微生物を中和する働きをする。悪臭微生物は、硫酸塩を減少させる(sulfate-reducing(SR))バクテリア、またその他の嫌気性バクテリアを含んでいる。ARS は米国農務省の主要な科学的な調査機関である。

スペンスは、「農業研究サービス(ARS)」の同僚テリー・ホワイトヘッド(Terry Whitehead)とマイク・コッタ(Mike Cotta)と一緒に、ペオリア(Peoria)にあるARSの「農業利用研究全国センター(National Center for Agricultural Utilization Research (NCAUR))で、この研究を行なった。さらにこの研究は、ミシガン州立大学(Michigan State University)の科学者達:すべてイーストランシングにいる、メルヴィン・ヨコヤマ(Melvin Yokoyama)、スー・ヘンゲミュール(Sue Hengemuele)、ロバート・フォン・バーナス(Robert von Bernuth)の協力を受けた。アイオワ州、デ・モイネス(Des Moines)に本部がある「全国ポーク協会」(National Pork Board)がこの研究に資金を提供するのを手伝った。

硫化水素、アンモニア、豚排泄物溜めから放出される他のガス、は、悪臭がすることに加えて、空気清浄度を低下させる。この不快な臭いは、また家畜業者と隣接する人達との緊張関係を生む事になる。

スペンスが発表するこの研究のため、ARSとMSUの研究チームは、養豚部屋の下にある「マニュア溜め」を1から2パーセントのホウ砂を含む粉末で週1回6週間処理した。他の養豚部屋は、このチームがガス放出と屋内空気清浄度を比較できるように、処理されないままにしておかれた。

この研究班は、分子遺伝子学ツールを使って、マニュアに存在して、硫化水素を生み出す「硫酸塩を減少させる」(sulfate-reducing)(SR)バクテリア「人口」に対するこの薬剤処理効果を測った。この作業はツール技術の数量化能力のおかげで、これらのバクテリアを他のマニュア偏執微生物を区別させる特定遺伝子を検出して、計測する事が可能になった。

研究チームのバクテリアと空気の分析は、ホウ砂処理が「硫酸塩を減少させる(sulfate-reducing(SR))(SR)バクテリア人口を第1週後に99パーセント減少させ、硫化水素レベルを6週間後に80パーセント下げたことを示した。

ホウ砂は、研究者がマニュア臭気マネージメントで査定している「ツール袋」に有望な力を付加する。なぜならこの鉱物(ホウ砂)は自然に発生するもので、扱うのにかなり安全で、そして容易に入手できるからだ、と、スペンス氏は、NCAUR発酵バイオ工学研究ユニット(Fermentation Biotechnology ResearchUnit)と共に、注目している。

ARS は米国農務省の主要な科学的な調査機関である。

投稿者 bm_kanri : 14:10

2008年06月03日

■「青い黄金」水の未来を考える(2)

アジアと他の発展途上世界の人口と経済成長は、真水不足を促進させる主要な要素である。地球の人間の全人口は2050年までに60億からおよそ90億まで上昇すると予測されている、と国連が報告している。その人口を食べさせることは農作物へのもっと多くの潅水を意味するだろう。


さらにグローバルな"virtual water"「バーチャル・ウォータ」貿易にますます大きな注目が払われている。「バーチャル・ウォータ」は食物、あるいは生産で水を必要とする他の産物に「現れる」もので、その産物は次ぎに他の国へ輸出される。米国は、作るのに多くの水を必要とする生産物を輸入することで、さらに多くの水、即ち「バーチャル・ウォータ」を消費している。同時に米国は外国で売る商品を通じて「バーチャル・ウォータ」を輸出している。

水不足が真水のコストを引き上げるにつれて、いっそう効率的な水の使用が巨大な役割を果たすであろうと、エキスパート達がのべているが、それには以下の事項が含まれている。

超効率点滴潅水は「流水」潅水よりはずっと節約度が高い。しかし合衆国の水低コストは新しい潅漑システムを作る誘因をほとんど与えない。

経年数が高い、漏水がある送水管は毎日何十億ガロンもの水を無駄にしている。老衰送水管を補正するコストは次の30年にわたって5000億ドルになり得る、と連邦政府が推定している。

塩分除去。 米国と外国で、数十のプラントが計画中であり、あるいは建設中であると複数の報告書が伝えている。

民営化。 営利追求私企業が水を生産する経費に基づいた値段で水を売る場合、その高い水価格が水の浪費と水消費を抑制する、と、エコノミストが述べている。

業界の連合組織である「全米水会社連合」(National Association of Water Companies)によれば、合衆国では今日、およそ3350万人のアメリカ人が、米国の共同体給水システムのおよそ16パーセントを占める私有施設から飲料水を得ている。

「全米水会社連合」(National Association of Water Companies)の専務取締役ピーター・クック(Peter Cook)、はこう述べている:「水は生活に欠かせない、それで我々は、あらゆる人が水アクセス権に値すると信じているが、それは水が無料である、あるいは無料で供給されるべきである、と、言う意味にはならない。水はそれを提供するコストで値を付けられるべきで、そしてそれに対して支払う余裕がない人達のためには補助金が付けられるべきである。」

しかし、私企業の効率的な、費用効果が高いといった給水約束は、必ずしも本当にはならなかった。ボリビアは、コカバンバ(Cochabamba)市の水道のとてつもないコストに不満で、2000年に巨大土建会社ベッチェル(Bechtel)を追放した。去年ボリビアの大統領は、ラパス(La Paz)に給水する30年契約を所有していたフランスの水会社「スエズ(Suez)」の退出を公的に祝福した。

発足間もない運動組織「"water justice"水の正義」の指導者の1人、モード・バーロウ (Maude Barlow) は、彼女の本「"Blue Covenant"青い契約」で、もし独占私企業が新鮮な水へのアクセスをコントロールするなら、暗い未来を見る、と、述べている。彼女にはこれが起きる事が分かっていた。諸々の政府が汚染を抑制し、保護を増やさないで、両手を上げて水道事業を投げ出し、公共の水企業を私企業に売り、あるいは民間の塩分除去会社と契約するとき、これが起きていくのを見ている。

「水は公共のリソースであり、すべてにとって入手可能であるべき人間の権利である」と彼女が言う。 「これらすべての会社がしている事は、汚い水をリサイクルしているだけである、それを施設と我々に莫大な価格で売り戻しているだけである。しかし彼らは、望んでいたほどこれまで成功していない。人々は飲み水について心配している、そして人々は抵抗をうけてきた。」

民間水産業当事者達はこう述べている:「水を人間の権利」にしようと押している人たちは非能率な公共水当局を維持しようと闘っている観念論者である。公共水当局は水を作るコスト以下で水を売り、あまり安くうるので水が無駄使いされて、貧しい人たちにサービスを広げるためにはほとんど何もされていない。

3年前にペンシルヴァニア州のエマウス(Emmaus)町役場が地元の水会社を売ることを阻止するのに戸別訪問キャンペーンをリードして成功したポール マリン(Paul Marin)はこう述べている:「生活には3つの基本的なものがある:食物と水と空気である。この国では、我々は我々の食べものを民有化してしまった。今度はウォール街で水への興味が大きくなっている。だが、請合って言うが、水道を民有化するのは、鶏小屋の世話をキツネに任せるようなものだよ。それは間違いだよ。」

投稿者 bm_kanri : 16:40

2008年06月02日

■「青い黄金」水の未来を考える(1)

人口、汚染、気候、が、「飲料水供給」を圧迫している-そして他方私企業が水に利益のにおいをかいでいる。他の人達は尋ねる:水は人間の権利であるべきなのか?


公共の噴水がスペイン、バルセロナ(Barcelona)で干からびている、だからもし人が花に水をやっているのを見つかったら罰金(13,000ドル)を取られるほど水が無い。タンカー船が5百万ガロンの貴重な新鮮な水を運んできて今月ドックに入った-そして政府当局は公共の水の渇きを満たすためにもっと多くのそのような船が入港できるように奔走している。

これはバルセロナだけの問題ではない。キプロスはこの夏ギリシャから水を運ぶだろう。オーストラリアの諸都市は国内の農民から水を買い取っている、さらに海水淡水化プラントを作っている。水が足りない中国はヒマラヤの水を転換させることを計画している。そして1千8百万人の南カリフォルニア人は数年後に始めての水配給制度に対して身構えている。

水は「今世紀のオイルである」、とダウ・ケミカル(Dow Chemical)社会長アンドリュー・リヴェリス(Andrew Liveris)が2月の世界経済協議会(World Economic Forum)で言った。先進諸国は安い、豊富な新鮮な水を主として当然の事として考えてきた。現今は、グローバルな人口増加、汚染、気候変化が「青い黄金」として水の新しい見方を作りつつある。

水の「熱い商品」としての位置づけが、ゼネラル・エレクトリック(General Electric) のような大型装置供給会社の注意を捕らえている、また市の給水を買うか、あるいは管理している大きな水の私企業も当然目を凝らしている。その顕著な水の大企業はフランスにベースがある「スエズ(Suez)」社、「アクアアメリカ(Aqua America)」である。後者は最大の米国本拠の水の私企業である。

グローバルな水の市場は、飲用水給水、マネージメント、排水処理、農業、を含んでいるが、ほとんど5000億ドルの市場で、そして速く増大していると、2007年グローバル投資報告書が述べている。

しかし公共水道を維持する為高価につく民営化を推進している諸政府は、グローバルな「水は人間の権利である」という運動と衝突している。「水の人権戦士達」はこう述べている:水が人間生活に欠くことができないから、その水道は、最も貧しい人でも買える価格で給水される値段になるように、「市民納得説明」がもっとできる政府当局にまかせるべきである。

ボストンが本拠の「保護法財団(Conservation Law Foundation)」清水プログラム部長、クリストファー・キリアン (Christopher Kilian)はこう述べている:「我々は、この人間の基本的要件-水-がどのように供給されべきかについて、根本的な決定が社会によってなされなければならない、移行期にきている。利潤動機と根本的な人間の「水への」必要性がまさしく本質的に衝突している。」

「"peak water"≒頂点水資源」論が、中心リソース問題として、「ピークオイル」論に取って代わるのだろうか?一部の専門家達は、そのようなシナリオが、立ち上がりつつあるのを見ている。カリフルニア、オークランドにある、無党派シンクタンク「開発環境安全研究パシフィック・インスティテュート」の水の権威で会長であるピータ・グレイック(Peter Gleick)はこう述べている:「今変わって来た事は、我々が新しい[真水]供給で限界に直面している事がますます明白になっていることである。もう1つ井戸を掘ったり、さらに川にダムを設置するのがもはや安価で、容易ではなくなっている。」

「ピーク・ウォータ」の考えは欠陥がある喩えである、と彼は言う。オイルと異なり、水は使い尽くされないで、ただ形態を変えるだけである。世界は326「クインティリオン」(quintillion=10の18乗、100京)ガロンの水をまだ持っている、とNASAが推定している。

しかしその総水量の約97パーセントは塩水である。国際連合によれば、世界に残っているアクセス可能な真水の供給は、産業界(20パーセント)、農業(70パーセント)、そして家庭使用(10パーセント)に配分されている。

他方、真水の消費が世界的に第二次世界大戦以来2倍になり、毎年4,000立方キロメートルに上っている。そして2030年までにはさらに25パーセント上昇するように推定されている、と、チューリッヒ(Zurich)に本拠がある「Sustainable Asset Management (SAM)≒持続可能資材管理」グループ投資社による2007年報告が述べている。

人間の使用にはその3倍まで獲得可能である。だから十分にあるはずだ、しかし浪費、気候変化、汚染、が、清浄な給水を不足さしていると、その報告書が言う。

グレイック博士はこう述べている:「我々は何十年間も需要問題を無視してきて、水の供給がそこにあるとただ想定して来た。今我々は水の需要を運営することを学ばねばならない、そしてその上にまた気候変動にも対処しなければならない。」  (1) 続く

投稿者 bm_kanri : 15:26